2023.02.14
面接時の質問の重要性について
リージョナルキャリア長野の中山です。
採用面接の最後には必ずと言っていいほど、「何か質問はありますか?」と聞かれる場面があります。
皆さん思い思いの質問をされているかと思いますが、どんなことを聞けば良いのだろう?と悩まれる方も多くいらっしゃるかと思います。
実はその最後の質問によって、面接の採否が大きく左右されることもあるほど重要なポイントなのです。
今回は、面接時の質問についてのコツを皆さんへお伝えしたいと思います。
質問はなぜ重要なのか?
企業側が「質問はありますか?」と投げかける意図としては大きく2つあります。
①候補者との認識の相違をなくすため
相互の認識のギャップを解消し、入社後のミスマッチを防ぐ目的として質問を受け付けます。
②候補者の意欲や志向性を図るため
候補者がどのような質問をするのかによって、その人の考え方や行動特性を理解しようとします。そのため、この質問一つで評価が左右されると言っても過言ではないのです。
以下に、評価が下がる可能性のあるNG質問、逆にPRに繋がるような質問の事例をいくつか挙げさせていただきますので、ぜひ今後の参考にしていただければと思います。
「特にありません」は論外?質問のNG例、OK例
まず気を付けたいのは、質問の有無を問われた際に「特にありません」と回答すること。詳細に説明をしてもらったので理解できたと思い、「十分説明していただいたので特にありません」と言う方がいます。
しかし、1時間程度の面接で、すぐに業務に入れるだけの情報が本当に得られたでしょうか?
上記の通り、企業は候補者の質問を通じて意思疎通をはかり、認識の相違をクリアにし、何より自社に対する意欲を見ているのです。必ず質問を準備して臨むようにしましょう。
評価が下がる可能性のあるNG質問
①教育体制、OJTについて聞かせてください
新卒採用であれば話は別ですが、多くの場合、企業は即戦力としてあなたを採用したいと考えています。「教育体制」という言葉を使うと、企業側はその人に対して受身な印象を感じてしまう可能性があるので、避けるようにしましょう。
②離職率は何%ですか?
働きやすい環境なのか、人間関係はどうなのだろう、と気にして離職率を聞く方がいます。聞くことで安心するかもしれませんし、答えてくれる企業が多いのも事実ですが、企業側は聞かれて良い思いはしません。
その会社で働きやすい環境を作るのも、働きにくい環境を作るのも、あなた自身です。数字に気を取られるのではなく、選考を通じて自分自身の目で見て、耳で聞いて感じ、判断されたほうが良いでしょう。
③給与や条件に関する質問
自分の処遇はどうしても気になりますが、企業は最終面接の評価をもってあなたの給与額を決定します。選考の途中で自分から条件を探るような質問は避けた方が良いでしょう。
オファーが出たあとに、エージェントに確認するなどして疑問を解消するようにしましょう。
自己PRに繋がる可能性のあるOK質問
①HPで見たこの記事について、詳しく聞かせてください
この質問を通じて、企業は自社のことを良く調べている、自分事として自社のことを考えているという印象を抱きます。
HPで見た内容を自分の担当業務に置き換えて考えを述べたり、追加質問ができたりするとさらに良いでしょう。
②御社で活躍している方はどんな方か教えてください
早く入社し活躍したいと、意欲に燃えている様子が伝わります。また、ロールモデルとなる社員を理解することによって入社後のイメージがしやすくなります。
③配属部署の今の課題は何ですか?
企業は採用を通じて現在渦巻いている部署の課題を解決したいと考えていますから、もし似たような課題に直面し、解決してきた経験があればそれをアピールに繋げることができます。
ともにその課題に取り組もうとする姿勢を見せることで、あなたに仲間に加わって欲しい、ともにチャレンジして欲しいという気持ちになるものです。
以上、「何か質問はありますか?」と聞かれた際の質問の重要性と質問例について紹介しました。
私たちコンサルタントは上記のような面接前の対策を皆さんと一緒に考えていきます。
転職をご検討の際は、ぜひリージョナルキャリア長野にご相談いただき、ともに意中の企業とのご縁を掴み取りましょう。
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