2015.10.02
月よりも団子
こんにちは。
コーディネーターの木多です。
先日は「仲秋の名月」と「スーパームーン」という、
天体イベントが2日連続でありましたね。
皆さんも夜空を見上げられたのではないでしょうか。
大阪では「仲秋の名月」は若干雲がかかっていましたが、
それがまた月との距離感をうまく醸し出していて、
えも言われぬ美しさがありました。
もちろん「スーパームーン」もそれはそれは見事な満月でした!
そんな月にまつわるイベントがあると聞き、神戸の南京町に行ってきました。
その名もそのまま「仲秋節」だそうです。
日本で月見と言えば"お月見団子とすすき"のイメージですが、
中国では"月餅まんじゅう"を食べるそうです。
白くは無いのですが、やはり満月を彷彿とさせる丸い形です。
お月見団子よりかなりボリューミーなので、お食事前の場合は注意してください。
さて「中秋節」です。
昼前に三宮駅前から「長安門」に着き「南京町広場」を目指して歩いていたのですが、
物凄い人いきれと「屋台」というトラップに阻まれ、なかなか前に進みません。
そうしている間に北京ダック、練乳いちご、鶏皮餃子、汁なし坦々麺・・・と
次々と敵が襲いかかってきます。
ブラック豚まんを成敗した頃、ようやく広場に着く事ができました。
広場には春節祭などでもおなじみの「龍」が飾られており、
門から歩いてきた道よりも人口密度の高そうな一角があります。
そうしていると太鼓や鐘の音が聞こえてきて、土派手な獅子舞が登場しました。
「豚饅頭」という呼称の発祥とされる老舗の豚まん屋の前で、
獅子が激しく踊りたてています。
ふと見ると2階の窓には紐のついた赤いご祝儀袋を手にしたおばあさんが。
窓から獅子に向かって、まるで魚釣りのようにひらひらさせています。
さすがにそれは届かんやろーと見ていると、
な、なんと、獅子の首が、ぐいーと伸びたではありませんか!
人だかりからも「おおー」と大歓声。
どんな仕掛けになっているのか気になって見ていたところ、
獅子がこちらを振り返りました。
なんと"後ろ足"の人の肩に"前足"の人が乗っていたのです。
身軽やないと獅子は勤まらんという訳です。
獅子はその後も各店舗の前で激しく踊り、ご祝儀を咥えるというのを
ひたすら繰り返し、結構長い間お囃子の音が続いていました。
実は観光客が獅子舞を見ている間にと、
お店に入って「ふかひれラーメンセット」に挑戦していたので、
獅子舞は最初しか見ていません。
しかし満足度は満腹度と比例して、非常に高い休日でした。
次のイベントは12月の「ランタンフェア」です。
皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね。