2023.08.18
転職活動における「マッチング」が持つ3つの意味
リージョナルキャリア富山のコンサルタント、小林です。
転職者Aさん「B社の業務内容は自分の経験・スキルにマッチしている」
企業B社「Aさんの人柄は当社にマッチしている」
上記のように、転職活動の入り口からゴールまでの過程の中で、マッチング(マッチ)という言葉をよく耳にします。
このマッチングには「合う」や「一致」などの意味がありますが、転職活動の場においては3つの意味があると個人的に感じています。
今回は「マッチング」をテーマに、私なりの考えをお話ししようと思います。
3つのマッチング
①スキル
今まで培ってきたスキル(能力・知識・経験を含む)と、求められるスキルとのマッチングになります。
転職者側は求人票で、企業側は職務経歴書を通じて、事前に確認することができます。
転職者と企業双方が「その仕事をしているイメージができるか」というのがポイントになるため、異業種や異職種にチャレンジする場合は、どのようなスキルがあり、それをどのように活かせるかまで考えて、面接で説明できると良いでしょう。
②タイプ
明るい、真面目などの性格的な要素も含まれていますが、ここで言うタイプとは「どんな行動特性を持っているか」になります。
企業は、SPIなどの適性検査の結果を参考にする他、面接で「今まで一番大変だった経験と、それをどう乗り越えましたか?」といった過去の経験について尋ねたり、進学や就職などの人生のターニングポイントで「どのような決断をしてきたのか」を聞くことによって、理解を深める場合もあります。
③ビジョン
ここでの「ビジョン」とは、転職者側で言えば「将来どうなりたいか(どんなキャリアを築きたいか)」、企業側で言えば「この先どんな会社(事業)にしていきたいか」です。
このマッチングの度合いが高ければ転職者と企業の双方が、長期的な視野での活躍がイメージできるようになります。
マッチングの確認
これら3つのマッチングは、下記のようにいくつかの段階に分けて確認されます(一例です)。
【書類選考・一次面接】実務者視点でのスキルマッチング
【二次面接】マネジメント視点でのタイプマッチング
【最終面接】経営視点でのビジョンマッチング
このように分けて考えると、応募先企業の選定や志望動機の検討もしやすくなりますし、最終的な意思決定にも役立つのではないかと思います。
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