2021.09.03
【定点観測】広島県の有効求人倍率-2021年7月、前月比横ばいの1.36倍
2021年7月の広島県の求人倍率は「1.36倍」
ここのところ6ヶ月連続で上昇していた求人倍率ですが、7月は前月比横ばいの『1.36倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求人数が60,267人と2ヶ月ぶりに増加(前月比1.1%増)したものの、有効求職者数も44,164人と3ヶ月ぶりに増加(前月比0.7%増)したことから、倍率としては変わらずという結果となっています。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
生活関連サービス・娯楽(+16.0%)、サービス(+14.9%)、製造(+13.8%)、卸売・小売(+13.8%)、学術研究・専門技術サービス(+13.0%)、運輸・郵便(+12.4%)、医療・福祉(+10.0%)、建設(+3.7%)
<減少>
教育・学習支援(-52.1%)、宿泊・飲食サービス(-18.7%)、情報通信(-14.3%)
(参照-広島労働局 雇用失業情勢)
しばらく増え続けていた求人数も6月から一服している感があり、また、緊急事態宣言の影響などで求職活動を控える人の増加が続いていることから、今後も横ばいか倍率減少となるかもしれません。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年6月(1.36倍)
-2021年5月(1.34倍)
-2021年4月(1.31倍)
-2021年3月(1.25倍)
-2021年2月(1.21倍)