2012.04.03
北海道の花見
春を象徴する桜、その開花の時期と言えば、全国的にはピカピカの一年生の入学式の頃というイメージなのですが、北海道ではひと月程遅く、4月下旬から5月上旬に開花時期をむかえます。(場所によっては5月の下旬、道東・道北では6月に咲く場所もあります)
ただ問題なのは、北海道はまだ寒いということ・・・。この時期の気温は東京の丁度今頃くらいですが、日によって寒暖の差が激しく、また日向や昼間は暖かくても日陰や夜は寒く風も冷たいので(道東ではまだ雪が降ることもあります)、外で飲み食いするには少々『気合』が必要なのです。
またそういったことに加えて、本州よりも桜の名所自体が少ないため、道民への花見浸透度は本州の方々よりも低いのが事実です。(お城の数が圧倒的に少ないこともあるかもしれません)
ですが!そんな北海道でも、北海道ならではの花見の名所や風物詩がございますので、いくつかご紹介します!
まずは見応え十分、ダイナミックな花見の名所から。
馬の産地で有名な日高地方の静内にあるに二十間道路桜並木です。日本一の長さを誇る桜並木が一直線に続き、まさに北海道ならではの景色です!!
続いての桜の名所は、函館の五稜郭公園。
そして最後、北海道の花見といえば・・・、ズバリ、『花見ジンギスカン』です。北海道の花見では、このジンギスカンが欠かせないのです。
長い冬が終わった解放感の中、そして満開の桜の下、煙に巻かれながら(寒さにふるえながら)ジンギスカン鍋を囲みその火で暖をとる・・・、これが、北海道の花見の風物詩なのです!(北海道の花見の名所では、この時期だけ火の使用を許可しているところも多くあります。)
この花見の時期を過ぎると、北海道は清々しい新緑の季節を迎えます。現在、道外在住で北海道にゆかりのある方々に、こういった季節の『懐かしさ』みたいなものが少しでも届けば幸いです。