2019.03.11
「海外人材の採用」 ~ベトナム編~
こんにちは。
今回は、"海外人材の採用"に関連して、
ベトナム訪問の様子をご紹介します。
2019年1月30日発行の静岡新聞にて
静岡県もアジアを中心とした海外大学の学生と
県内企業とのマッチング支援に乗り出す方針を固めた
という記事が掲載されましたね。
実は、僕も先日ベトナムへ行く機会がありましたので、
現地で感じたことをご紹介します。
今回の訪問では、ベトナムの複数のTOPクラスの大学
へ赴きお話を伺ってきました。
ベトナムでは特に技術系大学において
非常に高いレベルの教育が行われており
学生の印象は、一言でいうと「真面目で勉強熱心」
強烈なエネルギーをビシビシ感じました。
クラブ活動では、ロボティクスクラブや
モバイルクラブなどがあり授業に加えて、
放課後に学生同士が集まり、思い思いに開発を試みています。
また、日本語を学ぶ学生は、それに加え
帰宅後に毎日数時間日本語を勉強しているそう。
(すごい・・・!!)
その高い学習意欲にはとても良い刺激を
もらいました^^
自分たちのおかれている環境に不満があり、
何とか這い上がろうとしている人たちの
ハングリー精神はすさまじい!!
豊かな日本では感じることのない感覚で、
僕自身も非常に反省しました。
また、さすがはTOP大学。IT、電気電子、
ロボットの授業は全て英語とのこと。
国際的な活躍を視野に入れた優秀な学生が多く集まっています。
学生が、海外へ就職したいと考える理由は、
①最先端の技術を学べること
②高い報酬を得られること
教務担当者によると、
学生の間では海外の就職先として
アメリカの次に日本が人気だそうです。
なぜアメリカが人気かというと、給与が高いため。
日本は、ITエンジニアの給与がアメリカに
比べて低いため、ITの分野では学生に
メリットを感じてもらいにくい状況ですが、
機械、電気電子などの分野のエンジニア採用であれば
日本の企業でも、まだまだチャンスがありそうです。
日本語は、英語や中国語と比べ難易度が高く
相当の意欲がないと習得が難しい言語です。
日本に興味をもってもらい、日本への就職を
希望してもらうためには、早いうちから
現地の学生と接点をもつことが重要だと感じました。
先日の記事にも書いたとおり
慢性的な技術人材不足が深刻化する
日本のITや製造業界において、
今後も少子高齢化や若者の理系離れなどにより
エンジニアの採用難は続くと思います。
こうした中、新たなエンジニアの育成と共に、
海外技術人材の流動化促進にも
チャレンジしていきたいです。
国境も国籍も関係なく、
地域企業の永続的な発展に必要な「優秀人材」を
連れてこれる、そんな会社を目指していきます。
写真はベトナムの夜の街の様子です。
若者中心にバイクに跨り、何列にもわたって走行していました。