地域情報ブログ

岡山その他2024.12.13

祝!ファジアーノ岡山、悲願のJ1昇格

こんにちは。リージョナルキャリア岡山のコンサルタント、吉田です。

2024年12月7日、岡山のプロサッカーチーム、ファジアーノ岡山がクラブ史上初のJ1昇格を果たしました!

おめでとうございます!

プレーオフ決勝の観戦チケットは発売からすぐに完売となったと聞いています。岡山県民の注目度も非常に高かった一戦だったのではないでしょうか。

私も当日はテレビにかじりついて観戦していましたが、とても感動する試合でした。この歴史的な快挙は、岡山県民にとって忘れられない喜びの日となったはずです。来年からは地元で愛されるクラブが日本最高峰のサッカーリーグで戦う姿を、いよいよ目にすることができます。

今回は、昇格までの道のり、地元への影響、そして未来への期待について、私なりに語ってみたいと思います。

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地域密着型クラブとしてのファジアーノ

ファジアーノ岡山は「市民クラブ」としての姿勢を貫き、特定の企業に依存せず、地域住民や企業からの支援を受けて活動しています。このスタイルは、クラブが岡山県全体をホームタウンとし、地域密着型の運営を行っているからこそ成り立っています。

クラブ名である「ファジアーノ」はイタリア語で、岡山県の県鳥であるキジを意味し、桃太郎伝説ともリンクしています。また、チームカラーのファジアーノレッド(ファジレッド)やエンブレムにも、郷土愛を感じさせる要素が詰まっています。

こうした背景があるからこそ、J1昇格という快挙は岡山県民全体の喜びとなり、地域全体の盛り上がりを生んでいるのではないでしょうか。

J1昇格への道のり

ファジアーノ岡山は2009年にJリーグへ加盟し、これまで数々の挑戦と苦難を乗り越えてきました。悲願のJ1昇格を果たした背景には、今までのクラブの礎に加え、2021年から就任した木山隆之監督の指導と、選手たちの努力、そして何より地域の応援があったようです。

特に印象的だったのは、2022年のプレーオフ敗退です。当時、クラブ史上最高のJ2リーグ3位で終えたものの、プレーオフ初戦で敗北を喫し、昇格を逃しました。その悔しさが今季の飛躍につながったとも言えるのではないでしょうか。

木山監督はその時の経験を活かし、チームの戦略とメンタリティを見直し、プレーオフを見据えた準備を徹底的に行ったそうです。

またリーグ5位からプレーオフを勝ち抜いた中で、先日の2024年12月7日に行われたJ1昇格プレーオフ決勝戦では、ベガルタ仙台に2-0で勝利。選手たちが見せた試合中の強度の高いプレーや、素早い守備への切り替えは、まさにファジアーノ岡山の成長を象徴していたとも評されています。

J1昇格がもたらす影響

ファジアーノ岡山のJ1昇格によって、岡山県全体にはどのような影響がもたらされるでしょうか。

まず考えられるのは、県外からの観戦者や観光客が増えることです。これにより、宿泊施設や飲食店などの関連産業が活性化することが見込まれます。すでに、岡山市内の百貨店や商業施設では昇格を記念してセールが行われ、地域経済が動き始めています。

例えば「岡山高島屋」では12月8日から最長で24日まで記念セールがスタート。「さんすて岡山」と「岡山一番街」でも12月11日から1月31日まで飲食や雑貨など一部店舗で割引や記念品のプレゼントを行っています。

最後に

J1での戦いはこれからですが、より高いレベルでの競争がこれから待っているのではないかと思います。サポーターや岡山県民は1年といわず長くJ1クラブとして居続けて欲しいと願っているはずです。現在、専用スタジアムの実現が課題とも言われていますので、さらなる強化のためにもファンと地元自治体、クラブが一丸となり、より一層環境整備を進めていく必要があるのだと思います。

また、ファジアーノ岡山のJ1昇格は地域の一体感をさらに強めるきっかけになるかもしれません。今回の昇格で私の良くお世話になっている企業様たちも、自分事の様に喜んでいらっしゃったのが本当に印象的でした。

地域貢献や地域活性をテーマに掲げる私たちとしては、それを羨ましいなとも感じながら、私たちも負けていられないなと刺激を受けた次第です。

岡山の皆さん、これからもファジアーノ岡山を応援し続けていきましょう!

この記事を書いた人

コンサルタント 
吉田 祥典

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