2023.10.03
【現地レポート】定禅寺ストリートジャズフェスティバル2023
こんにちは。リージョナルキャリア宮城のコンサルタント、佐藤理貴です。
2023年9月9日(土)・10日(日)に「第32回定禅寺ストリートジャズフェスティバル」が開催されました。今年のテーマは「響演(きょうえん)」。
直前に台風が接近していて初日は天候が荒れてしまうと思われましたが、天候に恵まれ二日とも快晴でした!
私は2日目の10日(日)に行きましたが、9月にも関わらず気温は30度を超えました。
毎年楽しみにしているイベントですが、昨年と今年ではイベントの様子が異なっておりましたので、違いを紹介します。
昨年との大きな違い
1.ステージ数の増加
2.観客の増加
3.参加・来場制限の解除
|1.ステージ数の増加
これはすぐに気が付いた大きな変化です。
公式サイトに今年のステージ数は23ステージ、昨年は13ステージとありました。ちなみに過去最高は96ステージです(2008年、2012年、2017年)。
個人的に嬉しかったことは、アーケード内と定禅寺通りのステージの復活です。
昨年は、仙台駅で降りてから勾当台公園に行くまでの間にステージがありませんでした。今年は、アーケード内にステージがあり、勾当台公園に向かう途中で、音楽を聴くことができました。
街中の至る所から音楽が聞こえてくるのが、仙台のジャズフェスの魅力です。
以前の開催時は、仙台駅から外に出た瞬間に音楽が聞こえてきて、気分が高揚したことを覚えていますので、次回は仙台駅付近のステージの復活を希望しています。
▽金蛇水神社前ステージ
▽おおまち空中ステージ
そして、最も感動したのは、定禅寺通りのステージ。今年は、けやき並木沿いに5つのステージが設置されました。
「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」というからには、定禅寺通りで音楽を聴きたいですよね!昨年は定禅寺通りにステージがなく、シーンとして寂しく感じたので、この復活はとても嬉しかったです。
私が今回立ち寄ったステージ数は20ステージ。時間の都合上全制覇とはいかなかったのが残念です・・・。
ステージ数増加にともない、出演バンド数も増えました。今年は416グループ/2960人、昨年は86グループ/480人なので大幅に増えましたね。バンド数の増加により、仙台のジャズフェスの醍醐味でもある様々なジャンルの音楽を聴けるようになりました。
ジャズ以外では、アカペラ、アイルランド音楽、ゴスペル、昭和歌謡、クラシック、ポップス、和太鼓、アンデス民族音楽、アフリカンダンス、ファンク、高校の吹奏楽部、ゲーム音楽、レゲエ、スカ、AOR、ソウル、R&B、ボサノバ、プログレ、ロック、フュージョン、ブルースなど、こうやって書き出してみるとジャンルの幅が広いなと実感します。
Xの公式アカウントの情報では広義のジャズ系が約39%、ロック+ブルース+ソウルが約18%、ポップスが約17%、アコースティックが約12%とジャンルの上位となっています。思ったよりジャズ系は少ないですね。
ちなみに今年のご出演バンドをジャンル別に分類すると、
— 定禅寺ストリートジャズフェスティバル公式 (@jozenji_stjzfst) September 21, 2023
広義のジャズ系 約39%
ロック+ブルース+ソウル 約18%
ポップス 約17%
アコースティック 約12%
が上位でした。
こちらに書ききれないジャンルも勿論多数。まさに「ストリートジャズ」でしょうか#ジャズフェスだけどジャズだけじゃないよ https://t.co/RNC4pHOSCk
▽宮城県の高専の吹奏楽部
▽某悪魔教を布教するための教団風バンド
ステージによってある程度テイストが近いジャンルのバンドが集まっています。どこのステージも多くの人が集まっていました。
▽ブルースバンド
▽アコースティックギターのバンド
|2.観客数の増加
こちらも昨年と比べると大きな変化でした。歩いていると、とにかく人が多い!
終了後に発表された観客者数はなんと2日間で55万人!!昨年は20万人だったので、倍以上に増えました。
コロナ前の観客数は70万人代だったので、だいぶ戻ってきました。ちなみに過去最高の観客者数は震災翌年の2012年の84万人です。
|3.参加・来場制限の解除
コロナが第5類に移行したことで、今年は4年ぶりの制限なしの開催でした。参加、来場の制限を設けませんでした。
昨年は、出演者は宮城県在住者のみだったり、ステージへの入場制限があったりと、ジャズフェスの良さでもある自由さが損なわれていてしまった感覚がありましたが、今年は制限がなくなったことで、解放感がありとてもよい気分で楽しむことができました。
▽西公園SL広場
定禅寺ストリートジャズフェスティバルの基礎知識
ここで、定禅寺ストリートジャズフェスティバルがどのようなイベントなのかをおさらいしましょう。
パンフレットには以下のように書かれています。
仙台市中心部のいろいろな場所で演奏を楽しめる。ジャズだけではなく、プロ、アマチュア両方の多種多様なジャンルの音楽を聴くことができる。運営スタッフの多くは市民ボランティア。これが仙台のジャズフェスの特徴です。
観客は無料で楽しめることも大きな特徴です。ちなみに、本フェスティバルは、みなさんのカンパで成り立っているイベントです。できればカンパしましょう!
▽カンパをすると、パンフレットとうちわがもらえます
おまけ
最後に個人的に気に入ったスポットを紹介します。「西公園にある各ステージとキッチンブース」です。
広々としていて、ゆったりと音楽を楽しむことができます。椅子を持ってきて座りながら見ている人もいました。屋台も勾当台公園付近より空いていました。
一杯ずつハンドドリップで淹れるコーヒーを提供するキッチンカーが最高でした。とても美味しかったです!
私はこの日の夜予定があり飲みませんでしたが、もちろんアルコールも楽しめますよ。
▽西公園の飲食ブース
来年もぜひ参加したいです!
全ステージ制覇と言いたいとこですが、ステージ数次第でしょうか。ステージ数が増えすぎて全ステージ回れませんでした!という嬉しい悲鳴を報告ができたらいいなと思います。
定禅寺ストリートジャズフェスティバルの魅力が少しでも伝わり、今年行かなかった方が、来年は見に行こうと思っていただけると嬉しいです。
※本イベントに関する数値情報(ステージ数、出演者数、参加者数)はいずれも定禅寺ストリートジャズフェスティバル 公式サイトを参照(最終閲覧日2023年10月3日)。
※写真はすべて筆者が撮影したものです。
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