2023.07.27
首都圏から新潟へのIターン経験者が語る。移住で感じた3つの注意点
リージョナルキャリア新潟のコンサルタント、榊原です。
日々U・Iターン希望者の方との面談の機会がありますが、私自身も3年前に東京から新潟へIターンをしました。
今回はそんな実体験をもとに、初めてのIターンで出会った予期せぬ出来事と、注意点についてお伝えできればと思います。
1.「生活費が浮く」は要注意。
一般的に首都圏から都市部への移住は「生活費が浮く」と言われていますが、一人暮らしのIターンに関しては、必ずしもこの通りではなかったように思います。
総務省統計局の「平成30年住宅・土地統計調査」によれば、1ヶ月の家賃は東京都で「8万1,001円」だそうです(参照)。
一方で新潟市であれば、5万円以内でも十分物件は探せますので、おおよそ3~4万円節約できます。
しかし思わぬ落とし穴が・・・「車の購入」です。
私の実体験ですが、初めての車購入でローンを組み、年齢も相まって保険の等級も高く、物件の節約分以上に生活コストがかかりました。
また「食費が浮く」という点では、親戚が農業を営んでいるなど、地域に縁がある人は食費が浮きやすくなりますが、Iターン者はスーパーで買い物をするので、かかる食費は首都圏とさほど変わりません。
そのため「食費が浮く」とまではなりませんでした。
2.車維持には想像以上に費用がかかる。
車を保有している方にとってみれば当たり前のことかもしれませんが、初めての車購入では当初想定していなかった費用がかかりました。
車検代、自動車税、ガソリン代、駐車場代はもちろん、新潟だとスタッドレスタイヤの購入や、積雪に伴う車の除雪道具などが挙げられます。
当初は月々のローンと保険代のみを考えて車の購入をしましたが、後々予期せぬ出費が重なりました。
3.本当の家賃相場は地元の人にしか分からない。
私の主観ですが、地域の家賃相場は実際に住んでいる人に聞いてみないと分からないことが多いです。
実体験として、初めて新潟市に引っ越した時、東京の相場と比べて3~4万円安い物件に決めました。
個人的には大満足で、職場の人に家賃を伝えたところ、第一声が「高い所に住んでいるね」でした。驚きを隠せず、すぐさま地元の不動産屋を回ってみると、確かに私の物件は高いことがわかりました。
後ほど判明したのは、新潟市の中でも家賃が安い地域・高い地域があり、私が決めた物件は、全体でみると高い地域の物件だったのです。
移住の際には予期せぬ出費や出来事があります。皆さんもお気を付けください。
今回は移住の注意点をお伝えしましたが、次回は「移住して良かったこと」をお伝えしたいと思います。
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