2022.12.01
日本最大級の淡水魚水族館「サケのふるさと 千歳水族館」
こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、福澤です。
今回は親子で楽しめる札幌近郊のスポット、日本最大級の淡水魚水族館「サケのふるさと 千歳水族館」をご紹介します。
千歳水族館設立の経緯
遡ること北海道庁庁舎(赤レンガ庁舎)が落成した明治21年。サケ・マス孵化場が千歳川に設置された当初、周辺には捕魚車(後述します)がありました。
戦後、市街地の開発が進んでいくと捕魚車の見物客が増えてきたため、昭和54年に千歳市は「サーモンパーク基本構想」を策定。平成6年に千歳サケのふるさと館を開館、その施設そばの千歳川に捕魚車を設置しました。
平成16年には道の駅サーモンパーク千歳として登録、平成27年、道の駅施設と同時期に現在の姿でリニューアルオープンしたとのことです。
捕魚車(インディアン水車)とは?
捕魚車(インディアン水車)は北アメリカ発祥です。英語でSalmon wheelと呼ばれ、主に川を遡上するサケの捕獲に使用されてきました。水車の籠に鮭が入ると水力による回転で水揚げされる仕組みで、明治19年に日本に入ってきたとのことです。
ちなみに北米のインディアン地区で使われていたことからインディアン水車と名付けられました。遡上するサケの群れや捕魚車によるサケの捕獲風景は、千歳市の秋の風物詩となっています。
※引用:千歳水族館HP(最終閲覧日:2022年12月1日)
千歳水族館の見どころ
千歳水族館は道の駅サーモンパーク千歳の敷地内にあります。淡水では日本最大級の水槽や、千歳川の水中を直接見ることができる「水中観察ゾーン」などで、サケや北方圏の様々な淡水魚の生態や千歳川の生き物を観察することができます。
「水中観察ゾーン」では、四季折々の千歳川の生き物たちの営みを間近で観察することができます。中でも、秋に産卵のため川を遡上するサケの群れは必見です。その時期はサケの稚魚放流体験などのイベントや企画展なども数多く開催しています。
その遡上するサケの姿を見るために、今年10月初旬、家族で同館に行って参りましたので、レポートさせて頂きます!
※以下、画像は全て筆者撮影です。
料金はこのようになっています。
しゃけまる
入館して最初に目にする水槽です。大人の身長と比較してみると、その大きさがおわかりいただけるのではないでしょうか。
9年連続水質日本一・支笏湖の水面下を再現したきれいな水槽です。
子供が大好きなタッチプールコーナー、なんとチョウザメの子供にタッチできます!
皮膚の角質が好物のドクターフィッシュ。癖になります。
そして、いよいよメインイベント・千歳川の水中を直接見ることのできる「水中観察ゾーン」へ!
遡上したサケとご対面!
ちなみに昨年見た最盛期のサケの数はこんなもんじゃございません!その迫力あるシーンは是非皆様の目で直接ご確認ください。必見です!
上から見ると、こんな感じです。サケの魚影が分かりますでしょうか?
千歳水族館 マニアックな楽しみ方
いかがでしたでしょうか。
最後にマニアックな楽しみ方をふたつご紹介します。
ひとつめは世界の淡水魚コーナーにあります。
この中に、「ある生物」が一匹、います。分かりますか?
正解は・・・
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エボシカメレオンでした!
このカメレオン、展示的、かつ生態的にも分かりにくい為、気づかない方もいます。自分も2回目の訪問で気づき、それ以来、訪問する度にその姿に癒されております。
さて、ふたつめ。それは隣接する道の駅の中にあります。
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道の駅の『トイレがきれい』ランキングで、過去4回1位を獲得!そのきれいさについても、是非皆様の目で直接ご確認ください!
ちなみのこの道の駅は、食べログで高評価の飲食店が複数入っており、おススメです。
いかがでしたでしょうか。千歳水族館に訪問して、サケが遡上する姿はまさに北海道ならではの秋の光景と再認識しました。そしてもっと北海道の貴重な観光資源として注目されてもよいのではとも思いました。なぜなら、「自分の生まれ故郷に命がけで還り、そして果てるサケの姿」から、人間の人生に重ね合わせることもあるのでは・・・と思ったからです。
現在は札幌市内や郊外の河川でもその姿を見ることができますので、来年の秋は是非、生命の力強さとはかなさを感じることができるサケの姿を体感してはいかがでしょうか?
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