2022.09.22
広島都心の街づくりプラットフォーム「カミハチキテル」がまた盛り上がってキテる!
リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。先日の大型台風で、1年前の悲劇(参考)が思い返されましたが、何とか最小被害で済みました。
しかし、安心したのもつかの間、また次なる台風が接近する模様ですので、皆さまどうぞお気を付けください。
さて今回は、久しぶりに『カミハチキテル』についてご紹介します。
広島市中心部の「公共空間活用社会実験」
カミハチキテルとは、民間企業や行政、大学など、広島都心に関わる様々な団体が参画する「まちづくりプラットフォーム」。
道路やバス停、駐車場といった公共空間を「人のための空間」に転用し、来街者の行動特性にどのような変化が生じるか検証するという社会実験を行っています。
昨年3月にこのブログで第1弾プロジェクト(URBAN TRANSIT BAY)、第2弾プロジェクト(MOTOMACHI CRED URBAN TERACE)をご紹介したのですが、このたび、第3弾プロジェクト『URBAN TARANSIT HUB』がスタートしています。
広島市中心部の"社会実験"、「カミハチキテル」がキテるの知ってる?|リージョナルキャリア
壁画アートにワークショップ作品。様々な時間の過ごし方を提案する「ツカノマテラス」
今年8月、三越の向かいに突如現れた巨大な壁面アート。「なんだこれは?」と話題になりましたが、これこそ今回のプロジェクトにおける取り組みの一つです。
広島を拠点に世界で活躍するグラフィティ・アーティスト、「SUIKO」さんが手掛けた作品で、10月末まで掲示される予定となっています。
また、アートの下の広場は『ツカノマテラス』と銘打たれ、日替わりで飲食店が出店。フランス出身の木工家具作家ユニット「2M26」の2人が広島の子どもたちと制作した"チョーばりでっかい"テーブルとイスが置かれるなど、まさに"つかの間"で様々な時間の過ごし方ができる空間が誕生しています。
(以下画像出典:広島市現代美術館HP)
広島を変える、元気にする。その「主人公は自分」かもしれない
今や参画団体も38を数えるまでになったカミハチキテルですが、一般市民としてプロジェクトに参画することも可能です。
クラウドファンディングによる出資やワークショップへの参加、あるいは「空間の利用」など、様々な形で関与できるようになっています。
私は普段、転職希望者の相談を受けていますが、その中で「広島を元気にしたい」「広島の街づくりに貢献したい」といった相談を受けることも少なくありません。
しかし実際のところ、「仕事として」となると、なかなか選択肢が限られているのも事実。そんなときは、こういったプロジェクトに参加したり、例えば県外にいても『県人会(参考:東京広島県人会・近畿広島県人会)』のようなコミュニティ・ネットワークに参加しながら、ライフワークとして実現できないか?という道を提案させて頂くこともあります。
再開発ラッシュに沸き、大きく生まれ変わろうとしている広島。その中で、大きな決断や勇気は必要とせずとも、ほんのちょっと一歩を踏み出すだけで、広島の変化・活性化の「主人公」になっていける、そんな機会は、ますます増えているように感じます。
カミハチキテル3 -URBAN TRANSIT HUB- 概要
ツカノマテラス
場所:広島市中区鉄砲町10-9
実施期間:2022年7月25日(月)~2022年10月31日(月)
実施内容:壁面アート掲示、複数の屋台による日替わり出店、ワークショップ作品の展示など
八丁堀(三越前)バス停
場所:広島市中区胡町5
実施期間:2022年10月1日(土)~2022年11月末(予定)
実施内容:快適なバス待ち空間の創出など
オープニングイベント
場所:広島市中区鉄砲町10-9(ツカノマテラス)
実施期間:2022年10月1日(土)
実施内容:プロジェクト全体オープンを記念したイベント
社会実験#カミハチキテル3「ツカノマテラス」が9/1-10/31の間出現します!