地域情報ブログ

茨城レジャー2022.07.22

【北茨城市】茨城県観光企画 レポートvol.2

こんにちは。リージョナルキャリア茨城のコンサルタント、佐藤です。

今回はもっと茨城を知り、もっと茨城を楽しむため、茨城県の全市町村を順番に訪問、各地の宿に宿泊し1日かけてその市町村を観光する「茨城県観光企画レポート」第2弾です。(第一弾はこちら『【高萩市】茨城県観光企画 レポートvol.1』)

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第2回目は北茨城市です。北茨城市は茨城県の最北部に位置し、福島県との県境の市となっています。人口は約4万1千人、自然豊かな場所であるとともに、芸術文化の面でも楽しめる場所です。東京駅からJR常磐線特急で約2時間、車の場合は常磐自動車道を利用して約2時間で到着します。

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北茨城市公式HPより引用

このブログでは、観光の様子を私が撮影した写真とともにレポートしていきます。それではさっそくスタートです!

「北茨城市歴史民俗資料館・野口雨情記念館」へ

夕方ごろに到着しましたので、旅館にチェックインする前に観光を始めます。はじめは北茨城市歴史民俗資料館・野口雨情記念館です。

みなさんは野口雨情をご存じでしょうか?「しゃーぼんだーまー飛んだー♪ 屋根まーで飛んだー♬」という歌詞でおなじみの童謡『シャボン玉』の作詞者です。野口雨情が北茨城市(当時:磯原町)出身であることから記念館がつくられています。

記念館の敷地内に、野口雨情の像があるのですが、これが秀逸です。近づくと大音量で「シャボン玉」の歌が流れ、左右から本物のシャボン玉が大量に吹き出すというカラクリになっています。動画で撮影してきましたのでお時間ある方はぜひご覧ください。1回歌が流れシャボン玉が飛び出すと約5分続いてしまうので、素晴らしい角度とタイミングで撮影するのに30分ほど時間がかかりました。

記念館の中も「作品をアップにしなければ撮影しても良いよ」とのことで写真を1枚撮らせてもらいました。野口雨情のもの以外にも定期的に企画展もありますので、何度でも足を運びたいところです。

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「割烹旅館さらしな」にチェックイン!

そろそろチェックインの時間が近づいてきましたので、本日宿泊する「割烹旅館さらしな」に移動します。ちょうどGWでこどもの日も近いことから、鯉のぼりが飾られて(?)いました。旅館の中もとても綺麗です。宿の女将さんに「チェックイン予定時間、ぴったりね!」と褒めていただきました。

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私の部屋は「別館」だそうで、すぐ隣にある建物に移動します。こちらの別館にも鯉のぼりが飾られて(?)いました。本館と比べると少しだけレトロな感じです。

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そして私が本日宿泊する部屋はこちら。今回もはじめから布団が敷かれていました。無駄なものが一切ないシンプルな部屋でとても落ち着きます。風呂、トイレ、洗面所は部屋にありませんので共同のものを利用しましょう。

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ちなみに、風呂は共同なのですが、他のお客さんと一緒になることはありません。誰かが入ると出入口の鍵を閉めることになっており、人目を気にせずゆっくりすることができます。子ども連れの家族も安心です。一方、デメリットとしては、先に誰かが入っていると自分が入れないため、一回部屋に戻って順番待ちになります。

磯原駅の名物「からくり時計」の見物に

チェックインした後、夕食までは少し時間があったので、JR常磐線「磯原駅」すぐ近くにあるからくり時計に行ってみました。

毎日9時・12時・14時・16時・17時・18時・19時の7回、楽しい音楽とともに、からくり時計が動きます。なお私が見た17時は運が悪く、からくり時計の演奏スタートとともに、北茨城市の無線放送が大音量で流れたため、音楽はあまり楽しめませんでした。

まず男の子が登場。

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次に女の子が登場。

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そして最後。これで完成です。

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後になって知ったのですが「北茨城市観光協会」のホームページによると、このからくり時計は「磯原出身の童謡詩人・野口雨情が作詞した『シャボン玉』『七つの子』『青い目の人形』3曲を1日7回を演奏。時計塔は、岡倉天心が思索にふけった庵、六角堂をかたどっている」とのことです。(参照:「北茨城市観光協会」

旅館の夕食

旅館に戻り少しゆっくりしたら夕食の時間です。食事は自室ではなく、共同の食事会場での提供となります。(たぶん)女将さん手作りの心のこもった料理で、大変おいしくいただきました。

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なお、別館での食事会場は私(1人)と団体(10人)の2組でした。「団体のなかで一人は寂しいでしょう」という女将さんのご配慮で、私は少し早めに夕食をいただき、団体が到着する前に部屋に戻りました。

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旅行2日目

夜はぐっすりと眠ることができ、心地よい2日目のスタートです。旅館の朝食はシンプルでありながらも、納豆や焼き魚もあり、栄養満点でした。

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そして、「ケーキ食べる?」という女将さんのご厚意により、手作りチーズケーキをサービスしてもらいました。食後には、お話し好きでパワフルな女将さんと楽しくおしゃべりもしました。こうしたことはビジネスホテルではなかなかありません。これこそ味のある旅館の醍醐味です。

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磯原海岸~五浦海岸へ

朝食を食べ終え、観光を再開です。まずは磯原海岸へ。こちらのシンボルともいえる二ツ島に行ってみました。「一つしかないじゃないか」と言われそうですが、実は東日本大震災の津波で一つが消失してしまい、現在では一つのみとなっています。

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「漁業歴史資料館よう・そろー」へ

二ツ島から車で国道6号線を北上し10分弱のところに「漁業歴史資料館よう・そろー」があります。担当の方がとても親切で、館内を30分ほどかけて案内してくれました。「よう・そろー」とは、船の出航の合図のようなもので、公募で集まったたくさんの候補の中から施設名が決まったそうです。

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館内には北茨城市で5年に1度開催される御船祭(おふねまつり)に使われる船が飾られています。一般的なお祭りでは神輿を引っ張るところ、この御船祭では船を引っ張ります。船の両サイドにたくさんの人がぶら下がり、船を左右に揺らし勢いがついたところで、前方から一気に引っ張り前進させるそうです。街中の狭い道をものすごいスピードで引っ張るため、民家に衝突することもあります。しかし家主は怒るどころか、むしろ感謝する、それほどありがたいお祭りだそうです。次回は再来年2024年5月2日~3日に予定されています。

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「六角堂」

よう・そろーから少し行くと、五浦海岸(いづらかいがん)が見えてきます。そこにあるのが北茨城市の定番観光スポット「六角堂」です。近代美術制度を築いた思想家である岡倉天心がこの地を気に入り、六角堂を建設したそうです。

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「茨城県天心記念五浦美術館」

次は六角堂を建設した岡倉天心の記念美術館です。こちらは館内撮影NGなので写真はこれだけですが、かなり見応えがあり1時間以上かけて見学しました。常設の岡倉天心記念室のほか、その時々で企画展があり、このときは『開館25周年記念展  箱根・芦ノ湖 成川美術館コレクション展~花愛でるこころ、恋の詩とともに~」が開催されていました。

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内陸部に足を延ばし花園渓谷へ

続いては海岸線を離れ、内陸部へ。車で山道を30分ほど行くと、花園渓谷が広がっており、そこに水沼ダムがあります。駐車場から水沼ダムまで約15分の道のりを歩くことになりますので、動きやすい服装で行きましょう。ヘラブナの釣り場にもなっており、当日は雨が降っていましたが、釣り人が5人くらいいました。

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水沼ダムの駐車場すぐそばに、何とも味のある看板がありましたので写真に収めました。描かれている消防隊員と思しき男性が斜めに傾いているのが、とても気になります。

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⑨花園神社

水沼ダムからさらに進むと花園神社に到着します。紅葉の時期も良いと思いますが、私が観光した新緑の季節もとても綺麗です。GW中にもかかわらず人も疎らですので、ゆっくりと散策することができました。

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花園神社のすぐ近くには石尊の滝もあります。このあたりは滝も多く、その中でも参道を歩いた先にある七ツ滝が一番有名ですが、歩いて30分くらいかかるようです。そろそろ日も暮れてくる時間だったこともあり、今回は泣く泣く断念しました。

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以上、北茨城市を一泊二日かけてゆっくり観光してきました。北茨城市は豊かな自然はもちろんですが、美術館や資料館といった芸術文化の観光スポットもたくさんあります。今回は雨の中の観光となりましたが、しっかり楽しめました。次回は大子町を観光してレポートする予定です。次回もお楽しみに!

【今回の北茨城市観光にかかった費用】
・北茨城市歴史民俗資料館/野口雨情記念館 入館料320円(税込)
・割烹旅館さらしな(1泊2食付き) 7,700円(税込)
・夕食時のアルコール 忘れてしまいましたが500円くらい(推測)
・漁業歴史資料館よう・そろー 入館料310円(税込)
・六角堂(茨城大学五浦美術文化研究所) 400円(税込)
・茨城県天心記念五浦美術館 企画展730円(企画展ごとに異なる) 記念室190円(税込)
 ※六角堂と五浦美術館の両方に行くと割引があるようです。チケットはなくさないようにしましょう。

(参考:北茨城市観光のエリアマップ)

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コンサルタント佐藤の茨城県観光企画

もっと茨城を知り、もっと茨城を楽しむため、コンサルタント佐藤が茨城県の全市町村を順番に訪問しています!

・【高萩市】茨城県観光企画 レポートvol.1

・【北茨城市】茨城県観光企画 レポートvol.2

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この記事を書いた人

コンサルタント 
佐藤 照昭

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