2021.10.08
完成が楽しみすぎる広島市中心部の再開発プロジェクト6選!
リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。私もかねてから注目していた福岡市の再開発事業「天神ビッグバン」の第1号プロジェクト、天神ビジネスセンターがついにお披露目となりました(参考:まさにビッグバン!生まれ変わる天神の今を感じてみた)。
全国の地方都市の中でも特に注目を集めることが多い福岡。その勢いは皆さんもよく知るところかと思いますが、「我らが広島はどうなんや!?」と、嫉妬にも近い感情が湧き上がってまいりましたので(笑)、広島の都市開発状況を見てみたいと思います。
目次1
広島駅/2025年春開業予定
やはり何と言っても最大の目玉は広島駅の再開発でしょう。中国地方最大の中枢都市として、その玄関にふさわしい姿は、イメージパースを見るだけでもワクワクします。
(画像出典:JR西日本)
目次2
(仮称)広島駅南口計画/2022年秋開業予定
広島駅南口の「広島東郵便局」が建て替えられ、新たに大型複合ビルが誕生します。日本郵便が手掛ける複合施設といえば、東京・名古屋・福岡にある「KITTE」が知られていますが、広島でも「KITTE広島」の誕生となるかもしれません。
※現時点では名称は"噂レベル"で、同じく日本郵便が手掛けるビルから「JPタワー広島」や「広島JPビルディング」では、とも言われています。
(画像出典:日本郵便)
目次3
広島八丁堀3・7地区/2028年度内完成予定
広島市中区八丁堀3丁目・7丁目エリア(広島YMCAや京口門公園、幟会館などを含む一帯)が再開発され、地上15階~28階の3棟が建つ計画が進んでいます。3棟はそれぞれオフィスビル、タワーマンション、教育施設・商業施設などの予定となっており、新たな賑わいの創出が期待されています。
(画像出典:日本経済新聞)
目次4
紙屋町・八丁堀地区/2027年度内完成予定
立町電停近く、基町駐車場一帯のエリアにも地上31階建ての高層ビルが誕生します。低層部には広島商工会議所や駐車場、中層部にはオフィス、高層部にはホテルが入る予定で、完成すれば広島最大級のビルになります。
現在、旧市民球場跡地の隣にある広島商工会議所ビルは、平和記念資料館側から原爆ドームを見た際に、景観に入り込んでしまうことから、その立地を問題視する声もありました。この再開発では、そんな景観面の問題の解消も期待されています。
(画像出典:Google Map)
目次5
HIROSHIMAスタジアムパーク/2024年完成予定
候補地が長らく決まらず、ようやく中央公園広場に決定となったサンフレッチェ広島新スタジアム。「HIROSHIMA スタジアムパーク PROJECT」と銘打たれ、全国的にも珍しい"街なかスタジアム"という特性を活かしたスタジアムの複合化や多目的化、多機能化といった構想が進められています。
"ミーハー"気質のある広島人のことですから、これまで「街なかにスタジアムはいらん!」「何でこんな場所なんや!」と反対していた人たちも、いざ完成してみると、「こ~りゃぁスゴいわぁ~」と目を爛々とさせていることではないでしょうか(笑)
(画像出典:サンフレッチェ広島)
目次6
広島競輪場/2026年度開業予定
最後に、こちらも「スポーツ振興」の一翼を担うのではと注目されているのが広島競輪場の全面建て替えです。広島の海の玄関口・宇品に位置し、まもなくオープンから70年を迎える広島競輪場が、複合レジャー施設として再整備されることに。競輪に限らず、自転車を起点に老若男女が集える施設を目指して構想が進んでいるようです。
最近では東京オリンピックでのBMX競技の盛り上がりも記憶に新しく、「ストライダー」を始めとするキックバイクは小さな子どもにとっては"テッパン"となっています。しまなみ海道のサイクリングも人気は根強いですし、何かと自転車に縁がある広島。新たなレジャー創出のきっかけになるかもしれませんね。
(画像出典:広島競輪場)
目次7
まとめ
|福岡に負けてない!(笑)
これから着工や完成を控える大型都市開発をざっとまとめてみましたが、なかなかスゴいことになっています。福岡では天神ビッグバンに続いて博多コネクティッドが進むなど盛り上がっていますが、広島も負けず劣らず、といったところです。
強いて言えば、ビッグバンのように、それぞれのプロジェクトにもっとキャッチーな名称を付ければさらに関心を集めたり盛り上がるような気がしますね。
最近は迷走しているとも言われるカープのキャッチフレーズのように、奇をてらいすぎてはよくないかもしれませんが(笑)、何かそういったものを期待したいところです。