2013.02.05
知る人ぞ知る伊勢神宮の別の顔
伊勢神宮には、朔日(ついたち)参りと言って、毎月1日に早朝から参拝する習慣があり、地元の方を中心に、一部観光客の方も含め、毎月大勢の方がお参りします。今回は2月の朔参りを現地レポートします。
リージョナルキャリア三重の4名で6時に事務所に集合して、伊勢神宮の内宮に向かいました。ちなみに6時過ぎだと遅い方です。
腹が減っては参拝は出来ぬ、とまずは腹ごしらえ。朔参りに合わせて、すし久というお食事処では、毎月1日だけ早朝から月替わ粥定食を出しています。ちなみに、2月は朝熊小菜粥。
粥で温まって、いよいよ参拝に向かいます。まずは内宮・宇治橋前で記念撮影。
宇治橋の下を流れるのは五十鈴川です。心が洗われます。
お参りをする前には、御手洗場で手と口を清めます。
伊勢神宮では、正殿前の石段より上では写真撮影ができませんので、その様子をお見せすることはできませんが、今回私たちは正式参拝をしてきました。
正式参拝とは、御垣内参拝とも言いますが、神宮の造営資金を寄付した方にお礼として、普通は入れない御垣の内側(分かり易く言うと賽銭箱の奥)に入って参拝できるというものです。ここに入ってお参りすると、本当に清々しい気持ちになります。
伊勢神宮は20年に一度、建て替えられ続けていることをご存知ですか。これを遷宮と言います。その20年に一度の建て替えが今年、平成25年に行われます。
伊勢神宮内宮の正殿には祭神である天照大神の静なる魂が、荒祭宮には荒ぶる魂が祭られています。そのため、荒祭宮は商売の神様と言われていますので、正殿の次は荒祭宮で商売繁盛を祈願。
朔参りの名物は、朔粥だけではなく、赤福が毎月一日に発売する朔餅もその一つ。2月は立春大吉餅と呼ばれる、黒大豆と大豆と用いた2種類の豆大福です。荷物になるので帰りに買おうと思っていたら不覚にも売り切れていましたので、ショーケースをパチリ。
ちなみに、来月3月はよもぎ餅。
例月は、早朝でも人でごった返しているのですが、2月は1年で最も寒い朔参りとあって、おはらい町もおかげ横丁も人影はまばらでした。
伊勢神宮の朔参り、いかがでしたか。こんな清々しい伊勢の観光もいいですが、思いきって働いてみたり、住んでみたりするのはいかがですか。