2021.05.07
【定点観測】広島県の有効求人倍率-2021年3月、3カ月連続上昇の1.25倍
▼子どもたちは大きなローラーすべり台がある海田総合公園(我が家では「蜂の公園」)がお気に入りです。
2021年3月の広島県の求人倍率は「1.25倍」
さて本題ですが、先日、広島県の3月の有効求人倍率が発表され、3カ月連続で上昇となる『1.25倍(0.04ポイント増)』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
2020年12月に1.13倍と底を打ってからは3ヶ月連続での上昇となりますが、2020年3月に1.73倍と高止まりしていたことを考えると、まだまだ「回復」とまでは言えそうにありません。
また、前年同月と比べた新規求人を産業別に見ると、建設業が20.3%増加、宿泊・飲食サービス業が18.6%増加していますが、11業種中7業種で減少と、産業によって大きな差が見られます。
<増加>
建設(+20.3%)、宿泊・飲食サービス(+18.6%)、製造(+6.4%)、サービス(+0.2%)
<減少>
卸売・小売(-29.0%)、教育・学習支援(-67.3%)、情報通信(-52.8%)、生活関連サービス・娯楽(-21.3%)、医療・福祉(-4.1%)、運輸・郵便(-12.1%)、学術研究・専門・技術サービス(-22.2%)
(引用-広島労働局 雇用関係統計)
広島は緊急事態宣言までは出ていませんが、連休中に感染拡大地域から多くの人が訪れていたこともあり、感染拡大傾向(ステージ4相当)にあることから、まだしばらく雇用に与える影響も注視が必要になりそうです。
過去の求人倍率
-2021年2月(1.21倍)