2021.04.23
【Q&A】Uターン転職の転職理由・志望理由はどう伝えれば良い?
さて今回は、Uターン転職を希望する方からよく聞かれる質問に対して、Q&A形式でお伝えしていきたいと思います。
ネットで「Uターン 転職」と検索すると「理由」「志望動機」とサジェストが出ますし、実際にご相談頂く方からもよく聞かれる質問です。これ、冷静に考えると、以下の3つに分かれてますよね。
◆ Uターンしたい理由
◆ 転職したい理由
◆ 志望動機(志望理由)
これを混同して考えてしまうせいで、「あれれ、、?」となりやすいのです。まずはそれぞれ分解して整理することが重要です。
Uターンしたい理由
まず、Uターンしたい理由から。理由は人それぞれですが、傾向として、20代後半~30代中盤ぐらいの方は、結婚やお子さんの誕生・育児をきっかけとしている方が多いです。自分が、あるいは配偶者が生まれ育った広島(地方)で子どもを伸び伸び育てたい、身寄りのない都市部ではなく、地元で親のサポートを受けたい、といった理由です。それから30代中盤~40代の方になると、家を持ちたい(そのために土着したい)、親のサポート・介護を視野に、という理由が増えてきます。
これらの理由を企業にどう伝えれば良いか、と悩まれる方が少なくありませんが、答えはシンプルです。そのまま伝えましょう。かつてはUターンといえば"都落ち"といったネガティブなイメージもありましたが、現在ではそういったことはなく、ライフステージの変化とともに暮らす場所を選択するということに対しては企業も"普通に"理解してくれます。ただし、「Uターンすることに対して家族と合意形成できているか」、例えば介護が必要であれば「どれぐらい働き方に影響がありそうなのか」といった部分は当然企業も気にしますので、その点を併せてクリアにすることをお忘れなく。
転職したい理由
「Uターンしたいために、結果的に転職(退職)する」という場合には構いませんが、それとは別に「転職そのものを考える理由」があるのなら、必ず併せて伝えましょう。ここが意外と抜けがちです。転職理由も人それぞれですが、基本的には率直に、事実ベースで伝えることが重要です。
例えば「人間関係の悪化」や「労働環境(労働時間・給与など)への不満」が理由の方などはそのまま伝えることを躊躇われる方も多く、なかば"無理やり"に「キャリアアップのため」などと伝える方がありますが、深堀りされると整合性が取れなくなったり、「何か隠していることがありそうだな」と企業に疑念を残しかねません。事実は事実として、あくまで率直に伝えましょう。ただし、"恨み節"のようになってしまったり、"他責"になってしまわないよう注意が必要です。
志望動機(志望理由)
企業に対する志望理由に悩まれる方はかなり多いです。その原因の一つは、「Uターンした後」「転職した後」をきちんとイメージできていないためです。Uターンすることで、あるいは転職することで何を得たいのか。何を実現したいのか。そこが定まって初めて、どういう企業がそれにマッチするかが見えてきます。「自分は○○を実現したい。だからこそ、その企業の○○に魅力を感じる」と対になる部分を見出だせなければ、志望理由など伝えられるはずがないのです(誤解を恐れず言えば、「志望していない」ということです)。
また、「○○の経験を活かして、その企業の○○に貢献したい」と伝える方がありますが、これは志望動機・志望理由ではなく意思表明に過ぎません。おまけに抽象的です。「○○の経験があるため、▲▲のように活かせると考えている。だからこそ、その企業の○○に魅力を感じる」と、きちんと動機・理由まで至っているか、具体的であるかを意識しましょう。
◆Uターン理由・転職理由は率直に、事実ベースで伝えましょう
◆志望動機(志望理由)はUターン後・転職後のイメージありき
今回お伝えしたような内容がきちんと整理できても、それがうまく履歴書・職務経歴書に落とし込めるか、面接で話せるか、というのはまた別問題として難しかったりします。ご不安な方は添削や面接トレーニングといったサポートもさせて頂きますのでぜひお声掛けください。
また、ゴールデンウィーク期間中にもオンライン相談会を行っていますので、よければご予約ください!