2021.03.26
広島市中心部の"社会実験"、「カミハチキテル」がキテるの知ってる?
リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。3月11日、全国でもっとも早く桜が開花した広島ですが、それから2週間経ち、ようやく満開となりました。
慌ただしい日常の中で、ふと目に飛び込んでくる桜はやはり心を落ち着かせてくれます。
毎朝、娘たちを保育園に送っていくのですが、その道すがら、娘と「さくら、きれいだねー」「そうだねぇ」なんて会話を交わすのが至福のひとときだったりします(^^)
社会実験「#カミハチキテル」
さて、「心が落ち着く」といえば、広島市街地に憩いの場をつくるプロジェクト、『カミハチキテル』はご存知でしょうか。
カミハチキテル - HEART OF HIROSHIMA -
https://kiteru.site/
紙屋町・八丁堀エリア、つまり「"カミハチ"に来てる(キテる!)」という意味から名付けられており、産学官25団体以上が参画する"公共空間活用社会実験"です。
実験の第一弾は、『URBAN TRANSIT BAY』と銘打たれ、2020年3月1日から29日までの間、相生通りを舞台に行われました。
広島初となるパークレット(車道の一部を人のために転用したスペース)がつくられ、キッチンカーが常設されて様々なイベントが催されました。(広島にお住まいの方は行かれた方も多いかもしれませんね!)
(出典:カミハチキテル公式Instagram)
"社会実験"とされているのは、道路やバス停、駐車場といったスペースを「人のための空間」に転用することで、来街者の行動特性にどのような変化が生じるか検証するという目的があるためです。
そして、実験の成果は評価され、2020年グッドデザイン賞にも入選しています。
<参考>
GOOD DESIGN AWARD 2020 公共の建築・空間部門
https://www.g-mark.org/award/describe/51024
そんなカミハチキテルは、今年1月から基町クレド前の広場に舞台を移し、第二弾『MOTOMACHI CRED URBAN TERACE』が実施されています。(3月28日が最終日となりますので、まだの方はお急ぎください!)
(出典:カミハチキテル公式Instagram)
20代~30代の若いメンバーが主力に
様々な仕掛けによって、「新たな都市空間のモデル」を目指しているカミハチキテルですが、このプロジェクトのおもしろいところは、95%を民間の出資でまかなっていること(クラウドファンディングも実施)、そして、20代~30代といった若い力が主力になっていることです。
学生も多く参画していますし、彼らを取りまとめながらプロジェクトの指揮を執っている方は現在35歳。5年前に東京からUターンされた方です。
(Yさん、随分ご無沙汰していますが、ご活躍はかねがね拝見しています!)
こうした若い力が中心となって、「広島を変えるんだ!」「元気にするんだ!」とエネルギッシュに活動しているのを見ると、同世代(まさに35歳)の私も、とても刺激をもらいます。
形は違えど、私も広島にU・Iターンしたい方を一人でも多くご支援して、その方々によって広島がもっと盛り上がる、そんな風に貢献できるよう頑張りたいと思います!
(と、意気込んだところで、カープ開幕戦、負けました。。トホホ。。(笑))