2016.03.09
面接は最初の10秒で決まる!?
リンク・アンビションの水高です。
愛知県内の転職支援を担当しております。
私の簡単な経歴ですが、前職では企業で働く社員の方への教育研修の講師を務めておりました。
今回は、前職で学ばせていただいた経験と現在の転職支援の現場を踏まえながら、
転職活動を行われる皆様にお役に立てる情報を
お届けさせていただきます。
早速ですが、題名の件です。
面接対策の書籍などではよく書かれていますが、
"面接では第一印象が大切"ということを改めて確認して臨んでいただきたい、ということです。
少し怖いお話をさせていただくと、ある大学の心理学の実験では、
面接にて受験者がドアをノックし、席に着いて挨拶するまでの10秒間での評価と、
実際に1時間以上にわたって面接をした時の評価がほとんど変わらなかったと発表されています。
なぜ、そんなことが起こるのか?それは人が持つ"確証バイアス"というものが影響しているからです。
人は最初に、相手に対して"こういう人かな"という印象を持つと、その後の質問はその印象に影響されて
最初の自分の印象を確認(確証)する質問をしてしまう状況を作り出してしまうのです。
面接も同様で、最初に「この人は元気ない人だな、、。」と思われてしまうと、
その後は、この候補者が元気がないことを確認(確証)する質問をしてしまう、ということです。
怖いですよね、、、、。
もちろん、これは間違っています。最初の印象だけで理解できるなんてことはありえません。
前職での「採用面接官トレーニング」研修でも何度も説明してきました。
しかしながら、面接官も人間です。時には錯覚に捕らわれてしまうこともあるかもしれません。
そんな錯覚で残念な結果を受けないように、最初の10秒間は誠心誠意を込めて臨んでいきたいですね。