2024.11.14
【企業紹介】長岡市で持続可能な次世代の農業に取り組む「株式会社プラントフォーム」
こんにちは。リージョナルキャリア新潟のコンサルタント、皆川です。
今回は、長岡市を拠点として持続可能な次世代の農業システム「アクアポニックス」を展開する株式会社プラントフォームをご紹介いたします。
長岡発、全国展開するアグリテックベンチャー
※リージョナルキャリア新潟撮影
■株式会社プラントフォーム
〈本社所在地〉〒940-1140 新潟県長岡市上前島1-1863
〈設立年〉2018年7月
〈従業員数〉20名
〈売上高〉非公開
〈事業内容〉
・アクアポニックス新規参入とプラント稼動後の各種サポート
・直営プラントの運営を通じて行うアクアポニックスの研究開発
「アクアポニックス」とは、1980年頃にアメリカで始まった、魚の養殖と野菜の水耕栽培を同時に行う新しい農法です。魚の排泄物を養分として植物を育てる自然界の循環プロセスを活かしているため、地球環境に最も優しいエコ農業とも言われています。近年世界的な広がりを見せており、後継者不足に悩む日本の農業や漁業においても新たな選択肢として期待されています。
このアクアポニックスの循環型システムを活用し、漁業と農業の両方に働きかける新しい食料生産モデルの確立を目指しているのが、プラントフォーム社です。
同社ではチョウザメをはじめとする淡水域の魚やエビを養殖し、栄養豊富な排泄物を含んだ水を野菜の養分として水耕栽培に利用。そして、植物の浄化作用によってきれいになった水を再び養殖池に戻すという循環型システムに取り組んでいます。この一連の流れを一つのプラント内で完結させることが、プラントフォーム社の強みです。
さらに、野菜に必要な光の調整や温度管理などはスマホで遠隔操作できるなど、IT技術も積極的に取り入れて作業の効率化を図っています。現在、長岡の直営プラントを運営するだけでなく、そこで培ったノウハウを活かし、全国の顧客に向けてプラントを提供、またその運営をサポートしています。
プラントフォーム社は日本の食料自給の危機を見据えながら、ワクワクするような魅力的な事業の創造に取り組む、アクアポニックス・カンパニーです。
社会課題を解決したいという熱い想い
以前、企業TOPインタビューで山本社長にお話を伺いましたが、日本の農業における農薬や肥料の問題に対する強い意識を感じました。ビジネスなので利益を出すことが当然ではありますが、「なぜこのビジネスをやっているのか」という理念にも大変重要な意味があります。山本社長の理念に基づいたアクアポニックス事業が、その問題を解決するための有力な手段であることが伝わってきます。
そして、ビジネスを通じて社会課題を解決したいという熱い想いに共感できる人材こそが、同社で生き生きと活躍できるのではないかと感じました。
下記リンクからぜひご覧ください。
企業TOPインタビュー【新潟】株式会社プラントフォーム - U・Iターン転職ならリージョナルキャリア新潟
【求人】サステイナブル農業プラント開発会社のプラントマネージャー
プラントフォーム社の本社屋横には、同社が運営している直営アクアポニックスプラントがあります。こちらではチョウザメの飼育と野菜の栽培を行っており、現在このプラントの運営を担当する人材を募集しています。
具体的な業務内容としては、チョウザメを養殖する池の水質管理や餌やり、水耕栽培に流す水の管理を行います。さらに、必要な肥料の追加、野菜の収穫、プラントの調光や温度管理など、アクアポニックスプラント全体をマネジメントする非常に重要な役割です。
場合によっては、顧客プラントへのコンサルや指導も行います。社会課題への取り組みとしてもやりがいの大きな仕事となりますので、興味のある方はぜひ一度私たちにご相談ください。
※「2024年11月14日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。