2024.05.31
水不足課題にイノベーションを起こす「EF Polymer株式会社」求人特集
こんにちは。リージョナルキャリア沖縄のコンサルタント、島村です。
今回は、OIST(沖縄先端技術大学院大学)のインキュベーションセンターに拠点を持つ「EF Polymer株式会社」を紹介します。
水資源不足と廃棄物問題の解決に向けて
EF Polymer株式会社は、独自の超吸水性ポリマー技術を用いて、世界の水不足問題に取り組んでいる企業です。
同社の技術により開発された完全オーガニックのポリマーは、大量の水を吸収し保持する能力があり、砂漠や雨量の少ない地域でも農作物の安定供給を可能にします。これにより、水資源の節約と持続可能な農業の支援を実現しています。
EFポリマーの原料は、果物の皮やサトウキビのバガスなどの食品廃棄物。これらをオーガニック資材にアップサイクルすることで、環境汚染の軽減や廃棄物処理コストの削減といった課題も同時に解決しています。
さらに、このポリマーは有機物100%のため、約6ヵ月で土の中で完全生分解されます。
乾燥地帯から世界へ。開発に込める想い
創業者のナラヤン・ラル・ガルジャール氏は、インド・ラジャスタン州の乾燥地域出身で、地元農家が直面する深刻な水不足と収量減を解決したいという思いから、この事業を始めました。
農家出身の彼は、父の提案で高校生時代から水資源節約の研究を始め、大学で超吸水性ポリマーの開発に成功。
この技術は世界的にも高く評価され、環境保護への貢献に対して贈られる「アースショット賞」や、環境問題の解決に貢献するイノベーション創出の担い手である環境スタートアップ企業に贈られる「環境スタートアップ大臣賞」を受賞しています。
同社は、農家が直面している水問題などの課題解決を目指し、100%オーガニックの衛生用品(おむつやナプキンなど)の開発と普及にも力を入れ、これらの製品の研究開発と事業展開を進めています。
事業の現状と今後の展開
現在、日本法人では超吸水性ポリマー製品の販路を農業以外にも拡大中です。一方、インド法人は製品の製造と農業用途での販売拡大に取り組んでいます。
日本では大手企業との協業を通じて、国内外の既存ネットワークを活用し、製品の販売と認知度向上を図っています。
農業用途においては、日本国内および世界市場で実証実験を行っており、国内では労働生産性向上や有機農業促進、国外では乾燥地域での生産率向上を目指しています。
将来的には、資金調達を通じて生産キャパシティを段階的に拡大し、さらに認知度を高めていく予定です。
「EF Polymer株式会社」の求人
SDGsが叫ばれている昨今、社会的意義や使命感が高く、沖縄県内のみならず国内においても希少性の高い求人です。
EF Polymer株式会社では、現在、以下のポジションで採用が行われています。
※「2024年6月6日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。
|農業用ポリマーの製品開発
<勤務地>沖縄県国頭郡恩納村
<想定年収>350万円~480万円
<主な職務>農業用資材向けに製品開発に向けたポリマーの製品開発(各農地でのオーガニックポリマーの効果をテスト、評価、カスタマイズなど)。
|有機高吸水性ポリマーの製品開発・用途開発・フィールドエンジニアリング
<勤務地>沖縄県国頭郡恩納村
<想定年収>350万円~450万円
<主な職務>農業用資材向けに製品開発に向けたポリマーの製品開発(フィールドエンジニアリング、開発品の製造への移管、必要な評価技術の確立、営業サポート、お客様対応など)。
|有機高吸水性ポリマーの海外営業・国内営業組織立上げ
<勤務地>沖縄県国頭郡恩納村
<想定年収>450万円~600万円
<主な職務>自社開発のオーガニックポリマーの国内・海外営業、代理店営業、営業部門の立ち上げ。
沖縄の求人をお探しの方へ
首都圏や海外でキャリアを積んだ皆さま、次は魅力的な沖縄で新たな挑戦を考えませんか?
沖縄が好きな方、地域に貢献したい方、ぜひお話をお聞かせください!あなたにマッチするポジションを探し出すお手伝いをします。
非公開求人もご提案可能ですので、転職支援サービスにご登録後、お気軽にご相談ください。