2022.09.22
経験者が語る「キャリアチェンジ」を成功させるために最も重要なこと
リージョナルキャリア石川の鹿嶋です。
転職相談会では「キャリアチェンジを迷っている」というご相談をいただくケースがあります。
キャリアチェンジ、あるいは未経験からの新たな業界や職種へのチャレンジはどのように考えたらよいのでしょうか。年齢の限界などはあるのでしょうか。
私自身の体験もご紹介しながら、一緒に考えてみましょう。
キャリアチェンジの理由、きっかけ、タイミング
キャリアチェンジを考える理由やきっかけは、どんなものがあるでしょうか。
・今のキャリアは自分に合っていない
・働き方が過酷で家族との時間が取れない
・Uターンする地元には、今のキャリアで活躍できるフィールドがない
・一度しかない人生なので何かちがうことをやってみたい
これまでのご相談内容はさまざまですが、そう思われた理由を更に掘り下げていくと、キャリアの問題ではなく、今の勤め先特有の問題であったり、表面的な思い込みであったりというケースもあります。
今なぜキャリアチェンジなのか、その理由やタイミングを整理してみることをお勧めします。
キャリアチェンジのリスクとメリット
キャリアチェンジにリスクやメリットはあるのでしょうか。
私の場合は20代で最初の転職をしましたが、入社直後に社内事情という理由で、エンジニアから管理部門への異動を命じられました。
青天の霹靂で突然未経験の職種にチャレンジすることになり、他に同じ職種のメンバーがおらず、職場で教えてくれる先輩もいないことから、ほぼ新人のアシスタントの女性に聞きながら、手探りで仕事に取り組みました。
そんな事情はお構いなしに、周囲からは業務スピードの遅さや専門知識の無さを指摘され、大変苦労しました。上長からの評価も一番低いところからのスタートとなりました。
しかし何年か経つと、エンジニア経験がアドバンテージとなるケースもあり、「意外と自分には管理部門が向いている」という感覚も湧いてくるようになりました。
つまり、リスクは必ずあり、しかも小さくないと認識はしておくべきですが、一方でそれを乗り越えることができれば、幅のあるキャリアや適応力の獲得など、メリットを見出せるケースもあるので、一概にリスクだけとも限りません。
キャリアチェンジのレディネス
私の場合、現在の転職支援の仕事へのキャリアチェンジは、自ら志望して、事前の準備も整った状態で行いましたので、非常にスムーズにキャリアチェンジすることができました。
また、転職して早い段階で、相談者への貢献感を感じることができ、満足度の高いキャリアチェンジとなりました。
キャリアチェンジの数年前から転職市場や人材ビジネスの情報収集を行い、キャリアに関する理論の勉強、カウンセリングのトレーニング、そして資格取得など、できる限りのことをしたと思います。
ポイントはキャリアチェンジに向けてのレディネス(心理学の用語で、前提となる知識や経験、環境など、学習のために必要な心身の準備性の意)ではないかと思います。
もちろん年齢が高くなるにつれてキャリアチェンジのハードルは高まりますし、キャリアチェンジする職種の関連性が少なくなることでもハードルは上がりますが、スムーズなキャリアチェンジのために大切なのは、レディネスが整ったかどうかではないかと思います。
皆さんも、自らキャリアチェンジをお考えになったり、さまざまな事情でキャリアチェンジせざるを得なくなった際には、ご自身の新しいキャリアへのレディネスをチェックしてみてはいかがでしょうか。
そして、それをお一人で考えるよりは、キャリアコンサルタント有資格者などキャリアの専門家にご相談され、客観的な視点でチェックすることが大切ではないかと思います。
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