2022.07.20
宮城県のおいしいもの~おさかな編~
こんにちは。リージョナルキャリア宮城のコンサルタント、佐藤です。
宮城県の名物と言えば「牛タン」ですよね。他には、「ずんだ」「萩の月」「笹かまぼこ」が定番で、ここ数年で「せり鍋」の知名度も上がってきています。しかし、この話題になると私は「宮城県はおさかなも美味しいんですよ」と言っています。地元の人には身近すぎてつい忘れられてしまう「宮城県のおさかな」について今回はお話ししたいと思います。
宮城県沖は世界三大漁場のうちの一つ
漁獲種の多い優良な漁場として、世界三大漁場と呼ばれる地域があります。ノルウェー沖、カナダのグランドバング、そして三陸金華山沖です。金華山沖は親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかるポイントです。また、リアス式海岸や多くの島があり魚の住処として最適な環境のため、非常に多くの種類の魚介類が生息しています。宮城県の漁業生産量、漁業産出額は全国第4位。三陸石巻港は日本トップクラスの魚種(約200種類)を誇ります。
◆さかなが食べたくなる動画「世界三大漁場石巻」
数字で見る宮城県の「おさかな事情」
宮城県のおさかなは、全国トップクラス(※2019年データより)のものが沢山あります。
海面漁業
漁獲量全国第1位 サメ、メバチマグロ、メカジキ
海面養殖
生産量全国第1位 ワカメ、ギンザケ(国内生産量の9割を占めます)
養殖ギンザケは寄生虫の心配がなく生食に最適です!
みやぎのさかな10選(プラス2)
まぐろ(クロマグロ)、カツオ、サンマ、ぎんざけ、かれい、はぜ、あゆ、かき、あわび、ほや、のり、わかめ
引用:宮城の水産業(最終閲覧日:2022年7月20日)
水産業が抱える問題点
宮城だけでなく日本の水産業は深刻な高齢化が進んでおり、担い手不足の問題を抱えています。日本の漁業者の平均年齢は56.7歳です。漁業経営体数、漁業就業者数も大幅な減少が続いています。このままでは美味しいさかなを食べられなくなる可能性があります。
引用:宮城の水産業(最終閲覧日:2022年7月20日)
水産業を盛り上げている人たち
先に挙げたような、水産業が抱える問題や課題を解決しようとしている団体があります。
コンセプトは「漁業をカッコよく」。ホームページを見ていただけると、漁業に対するイメージが変わると思います。「あれ?高齢化どこいった?かっこよくない?」と思っていただけるのではないでしょうか。
水産業のしくみを変える。未来のフィッシャーマンを育てる。漁業の魅力を伝える。これからの水産業を持続可能にする。ということに本気で取り組んでいる団体です。
「水産業×IT」
水産業とITの組合せで、漁業の課題解決をしようとしている会社があります。一見すると結びつかないようなこの組合せですが、斬新な発想と技術力で漁業を進化させています。
◆東杜シーテック株式会社
超音波エコー画像を用いた魚の雌雄判別装置「SmartEcho」。
http://www.tctec.co.jp/product/smart-echo/
◆アンデックス
「デジタル操業日誌」「ICTブイ」等
漁師が欲している漁場の水温の測定を行い、漁師が漁業に活かせる形に整形(スマートフォン向けアプリケーション化)し、提供。
http://marine-it.net/
気軽におさかなを味わえるオススメスポット
最後に、宮城県内でおさかな料理を楽しめるスポットをご案内します。
かわまちてらす閖上(筆者撮影)
「ゆりあげ港朝市」と当ブログで紹介したアクアイグニス仙台もすぐ近くにあります。
※リンク記事: 「震災後の仙台を生きる、ということ。」
・塩釜水産仲卸市場(日曜朝市が特にオススメ!)
ここで紹介したスポットはほんの一例です。まだまだ素晴らしいお店があるので、調べてみて下さい!
まとめ
宮城県はスーパーに売っている魚介類や、普通の居酒屋で提供されるおさかなのレベルが高いことも特徴です。私は、単身赴任で首都圏に住んでいた時にあらためて宮城のさかなの魅力を感じました。
一般消費者として、おさかなを食べることも水産業を盛り上げることにつながります。ドンドンおさかなを食べましょう!そして、宮城県の水産業が今後もっともっと盛り上がることを期待しています。
お役立ち情報
▼コンサルタントに直接相談をご希望の方はこちら
▼宮城の求人情報をお探しの方はこちら
▼転職支援サービスへのエントリーはこちら