2022.06.30
岡山県玉野市に蓄電池工場を建設!パワーエックス・伊藤正裕氏、3度目の大きな挑戦
リージョナルキャリア岡山のコンサルタント、瀬川です。
梅雨は憂鬱だぁ~と言っていたら、あっという間に明けてしまいましたね。毎日、真夏のような暑さです。。。
梅雨の期間は14日間で、統計が残る1951年以降で最短だとか。さすがにこんなにも雨が降らないと農作物や水生生物への影響が心配になってしまいます。
渇水になると水位もなくなり水質も悪化しますから、川遊びを楽しむこともできません。手のひらを反すようですが、失って初めて気づく梅雨の大切さ、ですね。
さてさて、日本列島は水不足だけでなく電力不足にも陥っているわけですが、先週、岡山で、電力に関係する大きなニュースがありました。
(記事より引用)
洋上風力発電所でつくった電気を運ぶ電気運搬船を開発するスタートアップ、パワーエックス(東京・港)は23日、岡山県玉野市に蓄電池工場を建設すると発表した。
年間で生産できる電池の容量は500万キロワット時となる。約1万台分の蓄電池にあたり、日本では最大規模になるという。
2022年から着工し、23年から試験的に蓄電池の製造を始める。24年春にも家庭向けの蓄電池や電気自動車(EV)の急速充電に使う蓄電池の出荷を始める予定だ。
これはテンションの上がるニュースですね!
この蓄電池工場「Power Base」では、蓄電池製品の組み立てラインだけでなく、研究開発センターやオフィスも併設予定とのことで、地元で100人以上の新規雇用の計画があるようです。
それにしても蓄電池工場「Power Base」や電気運搬船「Power ARK」、その名称だけでなく、デザインもオシャレすぎですね。。。この挑戦が成功するのかは正直なところ私にはわかりませんが、莫大な資金を調達し、優秀な人材を採用して社会にイノベーションを起こしたいという強い決意が伺えます。
株式会社パワーエックス(PowerX, Inc.)
https://power-x.jp/ja/
さて、そんな同社の代表である伊藤正裕氏ですが、私、本当に超個人的なことなのですが、同氏にちょっとした思い入れがあります。
(画像出典:Esquire Japan/You Tube動画)
ヤッパの伊藤氏
遡ること今から17年前、伊藤氏が執筆した初著書を手にしたことで同氏の存在を知るわけですが、それが『YAPPA 十七歳 ITビジネスに学歴も年齢も関係ない!』という本です。
伊藤氏は専用ソフトが不要でどんなパソコンからも三次元画像を見ることができる3D技術の会社、株式会社ヤッパを17歳の時(2000年)に起業しており、起業から5年ほどの成長を描いた起業物語です。
私が社会に出たのも同じく2000年。具体的な計画など全くないのに、「とにかく将来は独立したい」とイキっていた私は、同著で伊藤氏のことを知り、叩きのめされた気持ちになったことをハッキリと憶えています(笑)
今でこそ10代で起業と聞いても驚きませんが、当時は「17歳で起業」ということ自体がかなり衝撃的でした。また、実際に同社の3D技術が自動車メーカーや家電メーカーなどのホームページの製品紹介で使用されており、技術が社会に受け入れられ、ビジネスを成長させているという点に本当に驚いたのです。
しかも、なんですか、"ヤッパ"って。遊び心(余裕)ありすぎじゃないですか?(笑)
ともあれ、「世の中にはすごい人がいるんだな」、と大きな刺激を貰ったのです。
ZOZOの伊藤氏
それから時は流れ2018年。
伊藤氏のことはすっかり忘れていた私ですが、『ガイアの夜明け』を観ているときに、同氏と突然の再会をすることとなるのです(笑)
それが、こちら。
ZOZO前澤社長に密着200日!"究極のオーダーメード"の全貌
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2018/017986.html
なんと伊藤氏は、ZOZOのCOOとして、全身採寸スーツ「ゾゾスーツ」などの開発を主導していたのです。(2014年にヤッパの発行済み全株式の株式交換により、ZOZOに傘下入り)
ヤッパを創業した伊藤氏がゾゾスーツの開発を主導していたというのを知り、驚きましたが、私自身はとても納得感がありました。また、ゾゾスーツについてはいろんな意見があるでしょうが、私としては再び伊藤氏に大きな刺激を貰ったのです。
パワーエックスの伊藤氏
そして、そんな伊藤氏にとって3度目となる大きなチャレンジ、それがパワーエックスです。
17年の時を経て、会社経営や事業推進の経験値という意味での距離は随分離れてしまいましたが、物理的な距離は近づいてきました。なんてったって玉野ですからね!(笑)
超個人的な思い入れ話で長くなってしまいましたが、真面目な話、私は伊藤氏の今回の大きな挑戦を心から応援していますし、2022年、再び同氏から大きな刺激を貰いました!