2022.03.23
1年後に転職したい-将来の転職を成功させるために、今、するべきこと
しかしながら、天気がどうも怪しく心配です、、、まぁ、雨天決行ですけどね!(笑)
「1年後に転職したい」海外在住のAさんからのご相談
さて、先日、海外(東南アジア)在住の30代の方から、「1年後に帰国を考えているのですが、転職の相談に乗ってもらえますか?」とのお問い合わせを頂きました。
まず前提として、私たちは、居住地が海外であっても、転職を考えている時期が1年後であっても(5年後でも)、ご相談を承っております。海外在住の場合、時差を考慮しながらオンラインで対応しておりますので、遠慮なくご相談ください(少し前にもヨーロッパにお住まいの30代のご夫婦のご相談をお受けしました)。
さてさて、その東南アジア在住の方をAさんとします。Aさんからは様々なご質問を頂きましたが、中でもAさんが一番気にしておられたのが、帰国するまでの1年間でできる転職に向けての準備や対策についてで、「何をしておけば転職をする上で有利になるか」ということでした。
1年後に向けて、今、しておくべきこと
転職するまでに時間があるだけに、やれることは何かないか、と考えるのはごくごく自然なことでしょう。
そんな中で、まず着手するべきとお伝えしたのは、「キャリアの棚卸し」。自分のことを知るために、これまでの経験を洗い出すことからスタートです。そして、それをベースに職務経歴書を作成していきます。
その上で、自分にとって最も大切で、"これだけはどうしても譲れない"という価値観や軸、強みなどを明確にし、ぼんやりとしていたものを言語化していきます。これらは専門的な言葉では「キャリアアンカー」と呼ばれます。
Aさんの場合、帰国に伴って現職を退職すること(=転職すること)は決めていらっしゃいましたが、転職をする目的についてはまだ不明確でした。そのため、Aさんから頂いた「何をしておけば転職をする上で有利になるか」というご質問には、現時点ではお答えすることができませんでした。転職の目的や何を実現したいかが明確になってはじめて、有効で意味のある対策を講じることができるからです。
Aさんにもそのことを理解頂き、今後一つずつ行っていくことを確認し、面談を終えました。
これまで以上に現職に向き合うことが大事
Aさんは比較的スムーズに目的を見出だせそうな様子でしたが、「目的が明確にならない」「何をやりたいのかが明確にならない」という方もいらっしゃるでしょう。そんな場合、やれることはないのか?というと、そうでもありません。
「ぜひ私と面談しましょう」と言いたいところですが(笑)、自分自身でできること、それは、現職において『退職するまでに実現することを目標設定し、必ずそれをやり切る』ということです。自己満足ではダメで、周囲からきちんと評価されるものでないといけません。
残された時間の中で、目標に向かって全力で取り組む中で、キャリアアンカーがぼんやりと見えてくるかもしれませんし、やり切った先の実績が転職活動をする上でのひとつの武器になるかもしれません。
残された時間を転職の準備にあてるという意識ではなく、「これまで以上に現職と向き合う」ということが、結果的に転職の成否に大きな影響を与えることも少なくありません。