2022.03.10
【駿東郡清水町】大河ドラマ『鎌倉殿の13人』源頼朝と義経の対面石
こんにちは。リージョナルキャリア静岡のスタッフ、大塚です。
2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。静岡県は鎌倉幕府を開いた源頼朝や鎌倉幕府執権の北条家ゆかりの地であり、関連の史跡名勝が数多くあります。
その中のひとつ、第9話のラストで、奥州から挙兵支援のために駆け付けた源義経と源頼朝が再開を果たし、熱い抱擁を交わした感動のシーンの舞台となった「八幡神社(八幡神社)」、通称「対面石八幡神社」(たいめんせきはちまんじんじゃ)が、静岡県駿東郡清水町にあります。
放送の最後にドラマ縁の地を紹介する「紀行」コーナーでも紹介されていましたが、今回、放送直前にその場所を訪れてきました。
対面石八幡神社へ
八幡神社(通称:対面石八幡神社)
◆住所:静岡県駿東郡清水町八幡39(地図)
◆アクセス:JR「三島駅」・JR「沼津駅」より ともにバスで15分「国立病院入口」下車(参道入口)
◆URL:http://www.shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/jinja.php?id=4403134
◆駐車場:通りに面した小径を入ったところにある中鳥居前にあり
近くまで行ってみると、道路沿いに「対面石」という看板が出ているので、入口はすぐにわかります。
中鳥居を入って進み、まずは本殿に参拝。本殿内は無人ですが、賽銭箱のほか、おみくじや御朱印もありました。
頼朝・義経再会の「対面石」
参拝を終えて境内の奥に進むと、「対面石」がありました。
由緒板によると、「治承4年(1180年)10月、関東・伊豆を平定した頼朝が富士川合戦時に八幡を本陣とした際、奥州から挙兵支援のために駆けつけた義経と対面したときに兄弟が腰かけたといわれるふたつの石である」とのこと。
頼朝と義経は、ここで源氏再興の苦心を語り合いながら、昔話をし、懐旧の涙にくれたといわれているそうです。
ドラマの「紀行」コーナーでは、「頼朝と共に平家打倒を目指す義経。この黄瀬川の地から、歴史の表舞台に登場します。」とも紹介されていました。
ここで、日本の歴史にとって大切な1つのシーンが実際に繰り広げられていたのかと思うと、胸が熱くなります。
また、対面石のそばには立派な柿の木があります。
これは、兄弟が対面したとき、頼朝が食べようとした柿の実が渋柿だったためにねじって捨てたところ、のちにそこから生えた2本の芽がねじり絡み合うように成長したもの、といわれています。地元では「ねじり柿」と呼ばれ、対面石とともに親しまれているそうです。
この「対面石八幡神社」のほかにも、静岡東部には源頼朝や北条氏の縁の地が多くあります。
その地を実際に訪れ、歴史上のエピソードに触れることで、「この場所で本当に起きた出来事なんだ」ということを実感するだけでなく、歴史上の人物や出来事を身近に感じることもできます。
実際に歴史が動いた地を巡りながらの大河ドラマ鑑賞、おすすめです!