2022.02.25
愛知県内上場企業の決算ニュースと公開求人(豊田通商/豊田自動織機/名古屋銀行)
こんにちは。リージョナルキャリア愛知(株式会社リンク・アンビション)のスタッフ、大塚です。
前回に引き続き、今回も愛知県内に本社を置く上場企業を3社ピックアップして、2021年4月~12月期の決算ニュースをお伝えします。
東海3県(愛知、岐阜、三重)では、コロナ禍からの需要の持ち直しにより、前年同期に比べて製造業中心に業績が回復傾向にあり、多くの企業で収益も増加しています。
ただし、原材料の高騰や物流費の上昇、半導体の不足などが影響し生産が停滞するなど、利益の伸びは鈍化。特に2021年10~12月期の純利益は、前回の記事でもお伝えしたように、トヨタなど自動車メーカーの減産が影響しており、製造業で減益した企業もあります。
そのため、年明け以降の見通しが焦点となってきますが、2022年1~3月期の全産業の純利益は前年同期比28%増の見通しとなっています。
豊田通商株式会社
- ・売上高は前年同期比約30%増の5兆7,767億円、最終利益は約2倍の1,802億円、いずれも同期としては過去最高を更新
- ・自動車生産関連の需要が増えたことにより、金属の販売が増加
- ・2022年3月期の業績予想は、最終利益を2,100億円に上方修正
売上高(前年同期比) | 純利益(前年同期比) | |
2021年4~12月期 | 5兆7,767億1,300万円(+29.9%) | 1,802億7,100万円(+101.7%) |
2022年3月期見通し | ― | 2,100億円(+56%) |
※(ー)売上高見通し未公表
※参照:決算短信(2022年2月2日発表)
豊田自動織機株式会社
- ・主力のフォークリフトの売上が欧州などで伸びたことにより、売上高と営業利益が過去最高を更新
- ・通期予想は据え置き
- ・原材料価格の上昇により通期で370億円、物流費で約100億円のコスト増を見込む
売上高(前年同期比) | 営業利益(前年同期比) | |
2021年4~12月期 | 1兆9,679億4,900万円(+29.2%) | 1,362億9,200万円(+72.2%) |
2022年3月期見通し | 2兆6,000億円(+22.7%) | 1,500億円(+36.9%) |
※参照:決算短信(2022年2月2日発表)
株式会社名古屋銀行
- ・中部の地銀7行・グループの連結決算は有価証券の配当や預かり資産関連の手数料収入が増えたことなどにより、6行・グループが前年同期に比べて増益(持ち株会社への以降で比較できない十六フィナンシャルグループを除く)
- ・名古屋銀行の連結経常利益は141億円、前年同期比2.4倍と急激に拡大
経常収益(前年同期比) | 経常利益(前年同期比) | |
2021年4~12月期 | 582億3,400万円(+18.5%) | 141億9,200万円(+136.8%) |
2022年3月期見通し | 743億円(+7.6%) | 148億円(+19.8%) |
※参照:決算短信(2022年2月9日発表)
※求人は流動的であり、お問い合わせいただいた時点で募集終了となっている場合もございます。
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