2022.01.12
【定点観測】岡山県の有効求人倍率-2021年11月、5ヶ月ぶりに上昇の1.36倍
2021年11月の岡山県の求人倍率は「1.36倍」
6月の1.45倍をピークに下降トレンドが続いていた岡山の求人倍率ですが、11月は5ヶ月ぶりに0.01ポイント上昇し『1.36倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求職者数が1.4%増加したのに対し、有効求人数も2.0%増加したことから、倍率としては上昇する結果となっています。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
不動産・物品賃貸(+44.7%)、生活関連サービス・娯楽(+34.3%)、金融・保険(+26.0%)、学術研究・専門技術サービス(+15.3%)、宿泊・飲食サービス(+11.8%)、製造(+11.6%)、サービス(+10.8%)、卸売・小売(+4.4%)、情報通信(+2.9%)、医療・福祉(+1.0%)
<減少>
建設(-1.6%)
(参照-岡山労働局 雇用情勢)
有効求人数が比較的大幅に増加したものの、オミクロン株の感染拡大などの状況を鑑みると、今後も細かな変化を続けていきそうです。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年10月(1.35倍)
-2021年9月(1.38倍)
-2021年8月(1.38倍)
-2021年7月(1.45倍)
-2021年6月(1.45倍)
-2021年5月(1.41倍)
-2021年4月(1.42倍)