2021.12.15
【静岡市】ひと味違う博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」<リージョナルライフ/静岡暮らし>
こんにちは。リージョナルキャリア静岡(株式会社リンク・アンビション)のスタッフ、大塚です。
12月になり、急に寒くなってきましたね。
今回は、すぐそこにせまった冬休みや寒い日、雨の日など、「どこにも出かけられないな~」という日でも楽しめる、静岡県のおすすめスポットを紹介したいと思います!
(写真はすべて筆者撮影)
校舎をリノベーションした博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」
静岡市にある博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」、通称「ふじミュー」。普通の博物館とはひと味違います。
2013年に閉校した静岡県立静岡南高校の校舎をリノベーションした博物館で、「地球環境史」をテーマに、「百年後の静岡が豊かであるために」というコンセプトで静岡県が運営しています。
展示室では黒板や学習机、椅子が使われていたり、その黒板にはチョークを使って手書きで展示物の説明がされていたりと、随所で学校の名残を感じ、どこか懐かしさをおぼえる造りになっています。
写真では伝わりづらいですが、まとめ方もとてもわかりやすいです。
人間やさまざまな動物の骨格標本たちも、まるで授業を受けているよう(笑)。
このように、ただ展示されているわけでなく、随所に見せ方のこだわりや工夫が見られます。
「地球環境史ミュージアム」というだけあって、海や陸の生物、植物、鉱物など、自然環境を形成する多様な標本が並んでいます。
一般的に、博物館の貴重な標本は、大きなガラスケースの中に展示されていることが多いですが、ふじミューの展示はコンパクト。標本との距離も近く、じっくり観察できる点もいいなと思います。
「図鑑カフェ」
そして、ふじミューの魅力のひとつ「図鑑カフェ」。よく晴れた日には、広々とした窓から南アルプスや駿河湾が見える気持ちのいい空間です。
自然史や地球環境史にまつわる図鑑や本が、ズラーっと図書館のように並んでいます。
「どこかに行きたいけど雨だしな・・・」なんて時にも、有意義な時間を過ごせると思います。
図鑑カフェには小さなお土産ショップも併設されていて、生物や植物などにまつわるフィギュアやグッズが販売されています。
子どもから大人まで、読みたい本を広げたり、ショップで買ったお弁当を食べたりと、思い思いにのんびり過ごせる場所。
図鑑カフェのそばには、おもちゃも床も天然木でつくられたキッズルームもあります。(0才~小学校低学年向け/予約制)
「人類史ライブラリー」
最後に、最近常設展となった「人類史ライブラリー」も見応えがあります。
人類が歩んできた進化の道のりを、骨格標本などで知ることができます。
まとめ
写真で紹介しているのはごく一部。ほかにも数多くの企画展やイベントがあります。
地球科学や生物化学の第一線で活躍中の研究者の話が聞ける講座や、小中学生向けに「食虫植物を見て触ろう」「海洋生物の殻を学ぼう」などの単発講座もあり、おもしろいですよ。
文化・芸術・スポーツなど各界の第一人者による講座もあり、元プロバスケットボール選手の佐々木クリスさんや、元サッカー日本代表の北澤豪さんも講師として登壇されました。
気軽に行けて、本格的な標本展示、図鑑カフェで読書、さまざまな分野の講座など、楽しみ方がいろいあるふじミュー。
これだけ楽しめて、なんと料金は県営のため一般300円!大学生以下、70歳以上は無料!
静岡県にお住まいの方、冬期休暇は静岡に戻るという方、まだ行ったことがないという方は、ぜひ行ってみてください!
ふじのくに地球環境史ミュージアム
【所在地】静岡県静岡市駿河区大谷5762
【アクセス】
■東名高速道路
・東名静岡インターより約15分
・日本平久能山スマートインターより約5分
■直通バス(1時間に1本)
JR静岡駅北口バスターミナル8-B番線より 美和大谷線「ふじのくに地球環境史ミュージアム」行き
【営業時間】10時~17時30分(最終入館17時)
【休館日】毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は次の日)、年末年始
【駐車場】無料(一般乗用車169台)
【観覧料】
■一般:個人300円/団体 200円(1人につき)
■大学生以下、70歳以上:無料
※詳細は同博物館HPをご覧ください。