2021.11.30
【定点観測】岡山県の有効求人倍率-2021年10月、0.03ポイント低下の1.35倍
2021年10月の岡山県の求人倍率は「1.35倍」
8月の大きな低下から、9月は横ばいとなっていた岡山の求人倍率ですが、10月はさらに0.03ポイント低下し『1.35倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求職者数が0.5%増加したのに対し、有効求人数が2.0%減少したことから、倍率としては低下する結果となっています。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
製造(+38.1%)、医療・福祉(+7.4%)、学術研究・専門技術サービス(+0.5%)
<減少>
金融・保険(-39.6%)、宿泊・飲食サービス(-32.1%)、情報通信(-28.3%)、生活関連サービス・娯楽(-13.5%)、卸売・小売(-11.5%)、不動産・物品賃貸(-11.1%)、建設(-10.1%)、サービス(-5.7%)
(参照-岡山労働局 雇用情勢)
しばらく増加を続けていた有効求人数がここにきて大きく減少した一方、コロナ禍の落ち着きとともに求職者数は増えていることから、今後はしばらく倍率も下降トレンドとなるかもしれません。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年9月(1.38倍)
-2021年8月(1.38倍)
-2021年7月(1.45倍)
-2021年6月(1.45倍)
-2021年5月(1.41倍)
-2021年4月(1.42倍)