2021.09.03
【定点観測】岡山県の有効求人倍率-2021年7月、前月比横ばいの1.45倍
2021年7月の岡山県の求人倍率は「1.45倍」
昨年7月以降もっとも高くなった先月の倍率をキープして、7月も『1.45倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求人数が前月に比べて0.9%増加し、有効求職者数も同1.2%増加となったことから、倍率としては変わらずという結果となっています。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
不動産・物品賃貸(+46.3%)、製造(+30.6%)、卸売・小売(+15.6%)、医療・福祉(+11.0%)、サービス(+0.6%)
<減少>
生活関連サービス・娯楽(-32.2%)、金融・保険(-26.1%)、宿泊・飲食サービス(-24.5%)、学術研究・専門技術サービス(-13.2%)、情報通信(-7.4%)、建設(-6.0%)
(参照-岡山労働局 雇用情勢)
新規求人数の増加も一服感が続き、また、緊急事態宣言の影響などで求職活動を控える人の増加が続いていることから、今後も横ばいか倍率減少となるかもしれません。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年6月(1.45倍)
-2021年5月(1.41倍)
-2021年4月(1.42倍)