2012.12.26
ロケ地としての栃木県
さて、映画を見る際に、「このシーンの場所はどこなのか?」と気になることはありませんか?もしその場所が栃木県で撮影されていると分かった上で観たらワクワクしますよね。また違った楽しみを持って映画を観られるのではないでしょうか。
映画やテレビなどのエンタテイメントを活用した地域活性化で、多くの方に栃木県の魅力を知っていただくことを目標に活動しているのが『栃木県フィルムコミッション』です。このフィルム・コミッションとは、映画、テレビドラマ、CMなど、あらゆるジャンルのロケーション撮影を誘致し、実際のロケをスムーズに進めるための非営利公的機関のことで、各種許可申請の手伝い、ロケーション情報の提供、エキストラ手配、宿泊先やケータリングサービス、レンタル業者の紹介などを支援しています。
邦画の製作本数が洋画より多くなった2000年代前半から、都会では撮れない様々なロケーションを求めて、撮影は地方へ向いていきました。地方にとっても、何百人のスタッフが1か月~滞在することによる経済効果や、映像による地元のPR効果が大きく、全国各地にフィルム・コミッションが設立され、現在ではその数96団体。そして、栃木県でも毎月のように多くのロケが行われています。
映画やドラマの撮影で多く使われる宇都宮大学。
2006年にオープンしたオリオンスクェア。宇都宮市の一番の繁華街であるオリオン通りに面したイベント広場として、コンサートや展示会などにも利用可能な屋根つきの多目的スペースです。
栃木県庁。1階ロビーは吹き抜けになっており、赤絨毯の階段など近代的かつ荘厳な雰囲気です。
洞窟やトンネルの中、石切り場、崖の上、山道など様々なロケーションが可能な大谷砕石跡。
この年末年始に映画を観る機会がありましたら、事前に「栃木県フィルムコミッション」をチェックしておくとおもしろいかもしれないですね!