地域情報ブログ

長野企業2025.02.05

【企業紹介】長野県上田市から世界No.1のモノづくりを目指す「山洋電気株式会社」

リージョナルキャリア長野のコンサルタント、山下です。

長野県の東信地区にある上田市には、多くのモノづくり関連企業が集まっています。今回は、その中でも上田市内に複数の拠点を持つ電機メーカー「山洋電気株式会社」をご紹介します。

山洋電気株式会社

(※画像引用:山洋電気株式会社HP)

新技術や新製品の開発を通して社会に貢献する山洋電気社

山洋電気社は、グループ全体の売上高が1,129億円、従業員数は3,705名(2024年3月期時点)という規模の大きな会社です。本社は東京都豊島区ですが、主な開発・国内生産拠点は長野県上田市にあり、市内には4つの工場とテクノロジーセンターと呼ばれる開発拠点があります。

同社は1927年に創業、電気機器の輸入販売事業からスタートしました。1932年には無線通信機用電源(後のSANUPSブランド)を自社開発し、電機メーカーとして技術開発の道へ歩み出しました。

その後も、サーボモーターや冷却ファンの開発に取り組むなど、モノづくりを通してさまざまな社会課題の解決を目指し、実績を重ねています。日常の目に触れる電子機器にも、案外気づかないところで同社製品が使われているのかもしれません。

現在では「SANUPS」「SANMOTION」「San Ace」の3つのブランドで事業を展開し、時代を先取りした技術開発で世界をリードしています。ここ長野の地で、将来を見据えてじっくりとモノづくりに取り組みたい方に安心しておすすめできる会社です。

■SANUPS
無停電電源装置やパワーコンディショナなど、高品質で安定した電力供給を維持する製品を総称するブランドです。これらの製品は、サーバールームや太陽光発電所で用いられ、社会インフラを支える重要な役割を担っています。

■SANMOTION
サーボモータやアンプなど、「動かす」「止める」といった機能を制御する製品を総称するブランドです。これらの製品は、産業用ロボットやFA装置の動きを正確かつ高速にし、工場の生産性向上に貢献しています。

■San Ace
冷却ファンやファンユニットなど、冷却機能に特化した製品を総称するブランドです。これらの製品は、コンピュータやデジタルサイネージ機器、産業機器、医療機器など、さまざまな電子機器の発熱を抑制し、機能の安定化を図っています。

【企業HP】
https://www.sanyodenki.co.jp/

山洋電気が目指す「世界No.1のモノづくり」とは?

山洋電気は「世界No.1のモノづくり」を掲げています。この世界No.1とは一体どんなことを指しているのでしょうか。

それは、性能や品質へのこだわりです。

同社では、どの分野の製品開発においても、ライバルメーカーよりも高性能であることを目指しています。例えば、同社のクーリングシステムには二重反転ファンという製品があります。これは回転方向が異なるファンを前後に2つ重ねることで、一般的なシングルファンよりも強力で直進性のある風を実現し、消費電力の削減にも繋がる技術です。このような製品開発を可能にするには、常に自分自身を磨き、能力を高めていくことが重要です。

【公式チャンネル / パワフル&ストレート気流 - 二重反転ファンSanAce 172CR】

また、品質面では、たとえ量産品であっても出荷前検査は抜き取りではなく、全数の検査を徹底して行っています。各工程にトレーサビリティが導入されており、万が一製造工程で不良品が発生した場合、その原因を追及できるようになっていることも、高品質を保つ大切な要因です。

このように、世界No.1のモノづくりを目指すため、工場内の至る所には社員のアイディアが反映された創意工夫がちりばめられています。こうしたポジティブな環境も、やりがいや働きやすさを感じられる理由の一つではないでしょうか。

チームワークで実現する「顧客視点のモノづくり」

山洋電気は、さまざまな用途に対応できる豊富なカタログラインナップを取り揃えています。しかも、出荷する製品の約9割は、顧客や用途に合わせて大小のカスタマイズが施されているそうです。

同社に根付いているのは「顧客視点のモノづくり」。顧客の求める仕様や数量などに柔軟に対応するため、営業職・開発設計職・製造部門が連携し、受注から納品まで一丸となって業務にあたっています。そのため、日頃からチームワークを大切にしている雰囲気が、社員の皆さんから自然と伝わってきました。良い人間関係と高品質なモノづくりが密接に繋がっていることがよく分かります。

山洋電気株式会社の求人情報

現在、山洋電気では技術系職種を積極的に募集しています。

※「2025年2月5日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。

生産技術

設計開発

同社では働きやすい環境づくりを推進しており、社員の平均勤続年数は16年を超えています。平均有給休暇取得実績は14日となっているほか、フレックス制度や育休取得推進など、さまざまな制度の運用や取り組みに積極的です。(2025年2月現在)

リージョナルキャリア長野は、山洋電気株式会社と連携し、最新の採用情報をご案内いたします。山洋電気のモノづくりに興味を持った方や、長野県でのU・Iターンを検討されている方は、ぜひ同社でご自身の経験やスキルを活かしてみてはいかがでしょうか。まずはリージョナルキャリア長野まで、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

コンサルタント 
山下 達也

バックナンバー

北海道企業

2025.03.10

さくら構造株式会社の新社屋「SAKURA VILLAGE」のオープンイベントに行ってきました

こんにちは、リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、新井です。 3月7日(金)にさくら構造株式会社の新社屋「SAKURA VILLAGE」のオープンを祝う記念イベントにご招待いただき、参加してきました。新社屋の素晴らしさはもちろん、田中社長の熱いメッセージも心に残る、とても印象的なイベントでした

岐阜その他

2025.03.08

岐阜県の有効求人倍率(2025年1月)は0.03ポイント低下の1.51倍

みなさん、こんにちは!リージョナルキャリア岐阜のスタッフです。 このたび、2025年1月の岐阜県の有効求人倍率が発表されました。 「有効求人倍率とは」 厚生労働省が毎月公表している統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よ

三重その他

2025.03.08

三重県の有効求人倍率(2025年1月)は前月比0.01ポイント増の1.14倍

みなさん、こんにちは!リージョナルキャリア三重のスタッフです。 2025年1月の有効求人倍率が発表されました。 (※参照:一般職業紹介状況(令和7年1月内容)|三重労働局) 「有効求人倍率とは」 厚生労働省が毎月公表している統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示

沖縄その他

2025.03.07

沖縄移住でスポーツも仕事も充実!野球文化から見る暮らしの魅力

こんにちは。リージョナルキャリア沖縄のスタッフです。 沖縄県は、美しい海や独特の文化だけでなく、「野球」をはじめとするスポーツについても魅力がある地域です。特に春先には、プロ野球キャンプや高校野球の公式戦など多種多様な試合が開催されており、スポーツ観戦を通して沖縄の魅力に触れる絶好の機会がたくさんあ

福岡職場見学

2025.03.07

【職場見学シリーズ】株式会社福岡リアルティ(福岡市博多区)

リージョナルキャリア福岡のコンサルタント、原田です。 今回「職場見学」で訪れたのは、福岡市博多区に本社を置く株式会社福岡リアルティです。 ※掲載写真は筆者撮影および福岡リアルティ社提供 資産規模2,000億円を超える「地域特化型REIT」の資産運用会社 株式会社福岡リアルティは、日本初の「地域特化型

他の記事を検索する

ページトップへ戻る