地域情報ブログ

北海道イベント2024.01.26

東京ミートアップイベント「北海道ではたらく、北海道とはたらく」を開催しました

こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、新井太樹です。

去る1月20日(土)、弊社がオフィシャルパートナーを務める北海道発の男子プロバレーボールチーム・ヴォレアス北海道と協働で、東京ミートアップイベント「北海道ではたらく、北海道とはたらく」開催しました。

これは、ヴォレアス北海道の試合観戦と"北海道で働く"をテーマにしたトークセッションをセットにしたイベントで、16名の方に参加いただきました。

参加者同士の交流も生まれ、思わぬ共通点を見つけて盛り上がる声や、故郷を懐かしむ声が聞こえる時間となりました。

今回はその様子をお伝えします。

イベントの概要

■日時
2024年1月20日(土)15:00~21:00

■内容
① 試合観戦
「東京グレートベアーズ VS ヴォレアス北海道」
(国立代々木競技場第二体育館)

② トークイベント
 1st「ヴォレアスV1への軌跡 スポーツチームが地域に与える活力」
 2nd「北海道へのチャレンジ、複数拠点×パラレルワークのはじまり」

③ 交流会

(※②、③会場:原宿No61)

│ヴォレアス北海道 試合観戦

今回は代々木競技場第二体育館にて、VS 東京グレートベア―ズ戦を観戦しました。

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(以下、写真はすべて筆者撮影)

私は初めてアウェー試合を観戦しましたが、観客席にヴォレアス北海道のユニフォームを着た方の姿が見えて何だか嬉しく感じました。

今回のイベントで試合観戦を申し込んだ方々はお互い席が近かったので、ヴォレアス北海道の応援団として不思議な一体感を感じることができました。

開幕直後にヴォレアス北海道の池田社長とお話した際、V1リーグで戦っていくにあたっての自信を感じる場面があったのですが、実際チーム力は昨年よりも上がっているように感じました。1~3セットは両者互角の試合展開で、応援にも力が入りました。

結果は残念ながら1-3で敗戦となりましたが、白熱した試合展開と諦めずに挑む選手の姿をみて、心が熱くなりました。

│トークイベント、交流会

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試合後は、代々木競技場から移動してトークイベントと交流会を開催しました。

株式会社VOREAS取締役 加藤伊織さんと、パラレルワーカーの大澤朋陸さんに登壇いただき「北海道ではたらく、北海道とはたらく」をテーマにお話しいただきました。

おふたりとも北海道出身です。進学・就職のタイミングで道外へ行くことを選びますが、北海道へUターンをして新たな挑戦をされています。

今回お二人には、ターニングポイントで起きたこと、感じたこと、決断したこと、北海道で暮らし・働く中で感じていることについてお話しいただきました。

後半では、お話しいただいた内容からいくつかピックアップしてお伝えします。

「北海道ではたらく、北海道とはたらく」を語る

│株式会社VOREAS 取締役 加藤伊織さん

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<ターニングポイント1.「ヴォレアスへの挑戦」>


  • ・大学卒業後、V1(1部リーグ)チームである豊田合成(現:ウルフドッグス名古屋)に所属していた中で、池田憲士郎さん(現ヴォレアス北海道代表)から北海道に新しいチームを作ろうとしているため、一緒にやろうと声をかけられる。
  • ・豊田合成に所属していれば、選手引退後も同社員として働き続ける選択肢があった。
  • ・それよりも「北海道で挑戦したい気持ち」「バレーボール業界にもっと恩返ししたい気持ち」が強くあった。
  • ・池田さんの夢である「最速で日本一のチームをつくる」を一緒に実現することを決めて飛び込むことを決断した。

<ターニングポイント2.「選手引退」>


  • ・チーム設立後、2017/18シーズンよりVリーグに参戦しV3(3部リーグ)→V2(2部リーグ)とかけあがっていった。
  • ・2020年にV2で準優勝。V1との入れ替え戦のチャンスを掴むが新型コロナウィルスの感染拡大を理由に入れ替え戦が行われないことになった。
  • ・チームが掲げていた「最短でV1昇格」が叶う寸前にしぼんでいき、生涯忘れられない悔しい思いを経験した。
  • ・ヴォレアスの選手と運営を兼任していたが次のチャンスに向けて自身がやるべきことを考えた。
  • ・その結果、運営に集中して選手により良い環境でプレーしてもらうことが、自らが行うべきことを判断して、引退を決める。

<北海道で暮らすことについて>


  • ・現在は旭川近隣の町で暮らしている。
  • ・四季がはっきりとある自然環境で子育てをしている。
  • ・近所に住んでいる方との関係性が強く、子供を皆でみようとする環境がある。
  • ・人との出会い、繋がりの濃さを実感している。

│パラレルワーカー 大澤朋陸さん(株式会社キタムラ・ホールディングス 社長補佐/株式会社フォトクリエイト ゼネラルマネージャー 営業統括責任者/株式会社komham COO)

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<ターニングポイント1.「社員数ゼロの会社へ入社」>


  • ・新卒で「ものづくり」「スポーツ」に関心がありASICS(アシックス)へ入社。
  • ・営業部門に配属され、学校法人へ営業をかけていた。
  • ・当日社員がゼロであったフォトクリエイト(インターネットでの写真販売を手掛ける)の社長から、第一号 社員として誘われた。
  • ・大手から立ち上げ間もない会社への転職になることに加えて、インターネット黎明期であった当時はITビジネスが確立していない状態であった。
  • ・「IT産業はこれから新しい文化をつくることができるから面白い」との言葉に挑戦心がわいたことから入社を決める。
  • ・パソコンが一般家庭に普及していない中で逆風のスタートであったが、スマートフォンの普及により、急速に事業が拡大。
  • ・東証マザーズ上場を果たした翌年、代表取締役に就任。

<ターニングポイント2.「代表から平社員に」>


  • ・フォトクリエイトを育てるフェーズが終わったことを感じ、自身の次のチャレンジを模索するように。
  • ・その時に北海道日本ハムファイターズが北広島にボールパークを建設するニュースをみて興味を持つ。
  • ・事業のキーマンであった前澤賢さんに会いにいき事業構想を聞く。
  • ・単なる「野球場」をつくるのではなく、ボールパークとして観光地となり、やがて街として発展することや、北海道の情報拠点としてグルメ・情報を集約しその恩恵を全道に返そうとする構想に挑戦心が沸き立つ。
  • ・事業の都合により用意できるポジションは平社員のみであったが、挑戦することを決める。

<ターニングポイント3.「パラレルワーカーとして」>


  • ・ボールパークが開業した後に、フォトクリエイトから「戻ってきてほしい」と打診を受け復職。
  • ・「進化し続けたい」という気持ちから、復職するだけでなく北海道の別企業でパラレルワークに挑むことを決める。
  • ・仕事を選ぶ軸は「人が喜ぶ仕事、笑顔になる仕事」であること。
  • ・時代の流れがはやいため、十年後、二十年後にどうなっていたいかはあえて考えないようにしている。
  • ・その時に出会った人・もの・ことに全力を尽くせるよう自身の能力をあげることに努めている。

<北海道で暮らすことについて>


  • ・子育てを北海道でしたい気持ちがあった。
  • ・北海道と首都圏では子育て環境が異なっている。
  • ・北海道は思い切り身体を動かして遊ぶことができる環境がたくさんある(公園が広く球技ができるなど)。
  • ・幼稚園・小学校・中学校で受験をすることが首都圏と比べると少ない。
  • ・受験対策のために習い事を辞める子供が少ない。
  • ・どちらも良さが違うが、自身の経験として北海道で子育てをしたい気持ちがあった。

加藤さん、大澤さんに共通していたのは「自分の心が躍ることに挑戦をする」ということです。

人それぞれ大事にしたいことは違いますが、自分がなにを大事にしたいのかを知ること、そして心の通りに行動することで人生が豊かになることを感じました。

最後に

今回のイベントは、ヴォレアス北海道のパートナーとして北海道・旭川周辺の関係人口を増やすという視点で試合観戦とミートアップイベントを組み合わせた、リージョンズとして初めての取り組みでした。

企画段階からどういったコンテンツを用意することが魅力につながるのか議論を重ねました。

参加者が楽しく交流し、笑顔で会場を後にされていたことから、良い場になったのではないかと考えています。

参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

私たちは「北海道」をキーワードに、人と人が出会い繋がる場を作っています。札幌・東京を中心にイベントを企画しておりますので、ぜひSNSをフォローして情報をチェックいただければと思います!

また、ヴォレアス北海道との協働イベント第二弾として2月25日・26日の一泊二日で旭川のワークショップを企画中です!

旭川のひと・企業と出会い、街を感じていただく企画です。2日目にはヴォレアス北海道のホームゲーム観戦を予定していますのでぜひご参加ください。


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この記事を書いた人

コンサルタント 
新井 太樹

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