2023.07.22
「自然災害に備えて」家族が安心して暮らすためにU・Iターンという選択をする人が増える可能性
リージョナルキャリア福岡のコンサルタント、瀬川です。
各地で梅雨明けが発表され、いよいよ夏本番。九州、関東甲信、東北地方の梅雨明けはまだのようですが、間もなくというところでしょう。
もはやそれが当たり前かのように、今年も梅雨前線による豪雨が各地に大きな爪痕を残しましたね。。。ようやく梅雨が明けたとほっとするのもつかの間、今度は台風シーズン。そして猛暑です。
先日、あるテレビ番組で、母国で内戦が続く海外の方がこんなことを仰っていました。
「私たちにとってミサイルが飛んでくることは日常茶飯事で当たり前のこと。日本で震度3ぐらいの地震が起こるのと同じような感覚だと思う」と。
いやいや、ミサイルが当たり前に飛んでくるってめちゃくちゃ恐ろしいですけどね。。。でも、その人曰く、母国ではほとんど地震がなく、日本で起こる震度3程度の地震の方がミサイルより恐いらしいです。
自然災害大国に生まれ、それが当たり前の中で育ってきているので慣れてしまっていますが、あらためて、日本で起こる数々の自然災害の恐ろしさを感じているところです。
<国土技術研究センターHPより>
日本の国土の面積は総務省統計局の世界の統計2022で全世界のたった0.29%しかありません。
しかし、全世界で起こったマグニチュード6以上の地震の18.5%が日本で起こり、全世界の活火山の7.1%が日本にあります。
また、全世界で災害で死亡する人の1.5%が日本、全世界の災害で受けた被害金額の17.5%が日本の被害金額となっています。このように、日本は世界でも災害の割合が高い国です。
また、次の動画は、京都大学名誉教授である地球科学者/火山学者の鎌田浩毅氏の講義です。
ちょっと長いですが、首都直下型地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火について、とてもわかりやすく話されています。そして、いずれ必ず起こるであろうこの自然災害から目を背けてはいけないと感じさせてくれます。
先日、「バックアップ首都構想」を掲げ、首都直下型地震などを想定して政府機能や企業の本社機能誘致を進めようとする北九州市で初会合が行われたとのニュースがありました。
(参考)日経新聞 23/7/18 「北九州市、災害時の「バックアップ首都」へ本社機能誘致」
確かに、福岡や瀬戸内エリアは首都直下型地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火の災害リスクは低く、安心して暮らせる場所と言えると思います。
U・Iターン転職のご相談をお受けした中で、何名かは「それに備えて」と仰る方がいらっしゃいました。過去にも、東日本大震災発生後は格段にご相談が増えました。
今後また、「家族が安心して暮らすために」という理由でご相談をお受けすることが増えていくかもしれないですね。