2023.04.05
【熊本の有効求人倍率】2023年2月ー1.45倍 2か月連続上昇
(参照:熊本労働局「一般職業紹介状況」)
熊本県の有効求人倍率について
熊本県の有効求人倍率(季節調整値)は「1.45倍」で先月より0.01ポイント上昇し、2か月連続で上昇しました。
また、全国平均の1.34倍を0.11ポイント上回り、全国では18位(宮城・群馬・山梨と同水準)、九州では宮崎・大分(1.46倍)に次いで3位の結果となりました。
市場の概要について
□有効求人数 40,174人(前月比0.8%増)2か月連続で増加
□有効求職者数 27,740人(前月比0.5%増)2か月ぶりに増加
□新規求人数 14,694人(前年同月比9.3%増)2か月連続で増加
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業種別(前年同月比)
・建設業(8.7%増)
・運輸業・郵便業(5.7%増)
・宿泊・飲食業(36.6%増)
・医療・福祉(10.6%増)
・その他のサービス業(17.4%増)
・製造業(4.3%減)
・卸売・小売業(11.4%減)
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産業別にみると...
宿泊・飲食業は36.6%、その他サービス業では17.4%増と、コロナが落ち着いて雇用も回復傾向にあります。
一方で、製造業が4.3%減と減少傾向にあり、世界的な半導体市場の需要が調整局面にあるため、半導体関連企業が求人を控えたことが一因とみられていますが、TSMCの進出に伴い、県内の雇用は長期的に拡大するとみられています。
「九州半導体人材育成等コンソーシアム」が3月末に発表した九州の半導体関連企業を対象とした人材に関する調査結果によると、「今後10年、九州で年間1000人程度が不足する」と推計。製造設備を操作するオペレーター、生産技術職を中心に研究開発職も短期的に不足する見込みとのことです。引き続き、県内でも人材獲得と育成が課題となりそうです。
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