2023.02.05
【定点観測】福岡県の有効求人倍率-2022年12月、前月比横ばいの1.25倍
リージョナルキャリア福岡のコンサルタント、植田です。毎月定点観測している福岡県の有効求人倍率ですが、2022年12月の調査結果が発表されましたので今回も詳しく見てみたいと思います。
2022年12月の福岡県の求人倍率は「1.25倍」
前回まで8ヶ月連続で上昇していた福岡県の有効求人倍率ですが、2022年12月は横ばいの『1.25倍』となりました。
有効求人倍率とは-
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求人数が前月に比べて0.7%増加し、有効求職者数も0.3%増加したことから、倍率としては変わらずという結果となりました。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
参照-福岡労働局 雇用失業情勢
生活関連サービス・娯楽(+24.5%)、情報通信(+21.0%)、宿泊・飲食サービス(+18.8%)、卸売・小売(+18.2%)、サービス(+12.3%)、運輸・郵便(+10.0%)、学術研究・専門技術サービス(+7.5%)、医療・福祉(+2.0%)、不動産・物品賃貸(+1.2%)
<減少>
金融・保険(-7.2%)、建設(-6.9%)、製造(-1.7%)
県内の雇用情勢について、福岡労働局は「改善しているものの、一部に厳しさもみられる。新型コロナウイルス感染症や物価上昇が雇用に与える影響に留意する必要がある」としています。
今後も引き続き変化を注視していきたいと思います。
(参考)過去の求人倍率
-2022年11月(1.25倍)
-2022年10月(1.24倍)
-2022年9月(1.22倍)
-2022年8月(1.20倍)
-2022年7月(1.19倍)
-2022年6月(1.17倍)
-2022年5月(1.13倍)
-2022年4月(1.09倍)
-2022年3月(1.08倍)
-2022年2月(1.09倍)
-2022年1月(1.11倍)
-2021年12月(1.08倍)
-2021年11月(1.08倍)
-2021年10月(1.07倍)
-2021年9月(1.07倍)
-2021年8月(1.07倍)
-2021年7月(1.08倍)
-2021年6月(1.09倍)
-2021年5月(1.07倍)
-2021年4月(1.03倍)