2022.06.09
ハイブランド製品に「OKAYAMA」の文字!?やっぱりスゴい岡山のデニム産業
リージョナルキャリア岡山のコンサルタント、瀬川です。
つい数日前のこと。ある大手企業の執行役員の方に初めてアポイントを頂き、弊社代表の植田と訪問することになったのですが、その打ち合わせをしている際、こんなやり取りをしました。
植田:「アポイント当日はジーパンで行こうと思ってるけど大丈夫だよね?」
瀬川:「大丈夫なんじゃないですか?今や気にする人もいないでしょ~」
植田:「だよなぁ。オッケー、じゃあジーパンで行くわ~」
少し古い情報にはなりますが、2017年にユニクロが実施した「ジーンズに関する調査」では、75.6%もの人が「ビジネスシーンでもジーンズを穿いても良いと思う」と回答しています(参考:ユニクロ プレスリリース)。
その調査から4年半が経過した現在において、ビジネスシーンでのジーンズ着用を「受け入れられない」と仰る方もほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
(画像出典:OTOKOMAE / 男前研究所)
実際にはジーンズが「有り」「無し」というよりも、デザインやシルエット、サイズ、穿き方など、要はだらしなくならないように、清潔感があれば問題ない、ということではないかと思います。
とは言え、私自身はこれまでビジネスシーンでジーンズを着用したことがなく、基本的には好んでスーツを着用していました。
しかし、植田がジーンズで私がスーツという組み合わせもダウンタウンみたいで少し違和感があるので(私は金髪でもマッチョでもありませんし、さすがに植田もTシャツで企業訪問はしておりませんが)、これを機に、私もビジネスシーンでジーンズを着用しようと思い、いろいろ探しているところです。
今のところ第一候補はorslow(オアスロウ)というブランドの『107 IVY FIT』というモデルです。
ユーズドウォッシュモデルの雰囲気がとてもいいなぁ~と思うのと、同ブランドの代表である仲津一郎氏は、専門学校を卒業後、児島にあるメーカーに勤めていたというエピソードにグっときています。
さすがジーンズの聖地・児島ですね。
(画像出典:orslow)
また、岡山には"ジーンズ"の聖地だけでなく"デニム"の聖地があることをご存じでしょうか?それが岡山県南西部に位置する井原市です(参考:井原市観光協会)。
そして、そのデニムの聖地において、圧倒的な存在感と実績を誇るのがクロキ株式会社です。
(ちなみに:お隣、広島県福山市のカイハラ株式会社も日本を代表するデニム生地メーカーです)
クロキのデニム生地は「CHANEL」や「LOUIS VUITTON」、「GUCCI」「PRADA」「Ermenegildo Zegna」といったラグジュアリーブランドに採用されており、多くを語らずとも、その事実が同社の実力、品質の高さを物語っています。
(画像出典:クロキ株式会社)
先日、傘下に「LOUIS VUITTON」や「Christian Dior」を収める高級ブランド世界最大手であるLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの会長兼CEOが日本の松野官房長官と会談し、「LVMHが傘下ブランドの商品で日本製の生地などを使った場合、その産地を明記することで一致した」とのニュースがありました(参考:日本経済新聞)。
ということは、ヴィトンやディオールのデニム製品に"Fabric Made in Okayama Japan"と記されるということなのでしょうか!?これは岡山を世界にアピールするビッグチャンスです!
個人的には、同じくLVMHの傘下であり「A BATHING APE」の創業者であるNIGO氏がアーティスティックディレクターに就任した「KENZO」から"Fabric Made in Okayama Japan"と記されたデニムアイテムが発表されることを期待しています!
いずれにしても、岡山の主要産業が世界から注目を集め、さらに発展の可能性を見出そうとしているのはとても喜ばしいことです。
やっぱりスゴいぞ岡山のデニム!ジーンズ!今後も目が離せません。