2022.01.12
【定点観測】福岡県の有効求人倍率-2021年11月、前月を0.01ポイント上回る1.08倍
2021年11月の福岡県の求人倍率は「1.08倍」
2021年8月以降、3ヶ月連続で横ばいとなっていた福岡の求人倍率ですが、11月は前月より0.01ポイント上昇し『1.08倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求職者数が0.9%増加したのに対し、有効求人数も1.7%増加したことから、倍率としては上昇する結果となっています。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
金融・保険(+60.2%)、製造(+45.6%)、生活関連サービス・娯楽(+30.7%)、不動産・物品賃貸(+20.8%)、宿泊・飲食サービス(+19.2%)、医療・福祉(+18.5%)、サービス(+18.3%)、情報通信(+12.5%)、卸売・小売(+5.5%)、運輸・郵便(+4.4%)、建設(+1.5%)
<減少>
学術研究・専門技術サービス(-3.8%)
(参照-福岡労働局 雇用失業情勢)
有効求人数が比較的大幅に増加したものの、オミクロン株の感染拡大などの状況を鑑みると、今後も細かな変化を続けていきそうです。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年10月(1.07倍)
-2021年9月(1.07倍)
-2021年8月(1.07倍)
-2021年7月(1.08倍)
-2021年6月(1.09倍)
-2021年5月(1.07倍)
-2021年4月(1.03倍)