2021.10.30
【定点観測】福岡県の有効求人倍率-2021年9月、前月比横ばいの1.07倍
2021年9月の福岡県の求人倍率は「1.07倍」
7月、8月と2ヶ月連続で下降していた求人倍率ですが、9月は低下が止まり、8月と同倍の『1.07倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求人数が前月に比べて1.1%増加したのに対し、有効求職者数も0.7%増加したことから、倍率としては変わらずという結果となっています。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
製造(+17.3%)、宿泊・飲食サービス(+15.8%)、建設(+12.3%)、医療・福祉(+11.7%)、卸売・小売(+9.7%)、サービス(+8.3%)、運輸・郵便(+1.4%)
<減少>
金融・保険(-54.5%)、生活関連サービス・娯楽(-14.3%)、情報通信(-14.1%)、不動産・物品賃貸(-10.3%)、学術研究・専門技術サービス(-4.2%)
(参照-福岡労働局 雇用失業情勢)
緊急事態宣言の解除などを見越して求人が増えたものの、7月から続けて求職者も増えており、しばらくは横ばいのトレンドとなるかもしれません。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年8月(1.07倍)
-2021年7月(1.08倍)
-2021年6月(1.09倍)
-2021年5月(1.07倍)
-2021年4月(1.03倍)