2021.10.06
【定点観測】広島県の有効求人倍率-2021年8月、3ヶ月ぶりに上昇の1.38倍
2021年8月の広島県の求人倍率は「1.38倍」
6月・7月と横ばいだった広島の求人倍率ですが、8月は0.02ポイント上昇の『1.38倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求職者数が45,070人と2ヶ月連続で増加(前月比2.1%増)したのに対し、有効求人数が62,256人とこちらも2ヶ月連続で増加(前月比3.3%増)したことから、倍率としては上昇する結果になっています。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
卸売・小売(+42.3%)、製造(+40.7%)、サービス(+40.5%)、教育・学習支援(+37.9%)、宿泊・飲食サービス(+33.8%)、生活関連サービス・娯楽(+22.1%)、学術研究・専門技術サービス(+17.8%)、医療・福祉(+12.2%)、建設(+7.4%)
<減少>
運輸・郵便(-9.5%)、情報通信(-0.3%)
(参照-広島労働局 雇用失業情勢)
求人数が増えている一方、ワクチン接種が進み、求職活動を始める人も同様に増えていることから、倍率は上昇トレンドではあるものの、まだそれほど大きな伸びは期待できないかもしれません。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年7月(1.36倍)
-2021年6月(1.36倍)
-2021年5月(1.34倍)
-2021年4月(1.31倍)
-2021年3月(1.25倍)
-2021年2月(1.21倍)