2021.09.30
リモートワークの浸透がもたらす「衣食住」の変化
記事によると、グループの32万人を対象に「リモートワークを基本」とするそうです。加えて、管理部門を首都圏から地方の中核都市に分散し、地域密着の事業を強化。現在60あるサテライトオフィスも260以上に増やすそうです。これからはますます、自宅とオフィスの距離が近くなります。職住近接ですね。
こんなニュースを見るにつけ、これからライフスタイルはどう変わるのかな~と、私の妄想は膨らみます(笑)ちょっと今回は、衣・食・住それぞれの切り口で妄想してみたいと思います(笑)
『衣』のこれから
まずは衣。
スーツや靴、そして鞄などのニーズはどうなっていくんでしょう。出かけるからこそ、キレイな格好をして、お気に入りの靴を履いて、荷物も鞄に入れて、、となっていた訳ですが、かしこまって外出することがなく、人に見られるのはせいぜい「オンラインでモニターに映る範囲だけ」となれば、身に着けるものは、あまりこだわらなくなるかもしれません。
でも、ジョギングウェアやアウトドアウェアは売れ行き好調なようですから、そういったものにはお金を使うようになるかもしれませんね。それから、「たまにはお洒落して美味しいものを食べに行きたい」ということもあるでしょうから、そのときに身に着けていて恥ずかしくないものにニーズは残るでしょうし、そのときに行く「わざわざ予約して行きたいお店」は残っていくんだと思います。
『食』のこれから
次に食。
これまで(コロナ前まで)は、オフィスに出社するからこそ、「帰宅前に一杯やろうか!」となっていた訳ですよね。自動車通勤の方はさておき、特にオフィス街で働く事務系職種を中心とする方は、「帰りに一杯」をやりやすかったと思います。そういった事務系の仕事がどんどんリモートワークに移行する今、オフィス街にあった飲食店はどうなるんでしょう。住宅街の近くでお店を構えるんですかね。
かつて行ったことがあるヨーロッパでは、飲食店が軒を連ねるという感じではなく、交通機関でちょっと走った先にポツンとお店がありました。しかも仕事帰りに「今日空いてる~?」と入れるお店ではなく、事前に予約をして、キレイな格好(ハーフパンツやサンダルはだめよという程度)をして行くのが普通のお店でした。聞くところによると、ヨーロッパでは親しい人と食事をするのはホームパーティーだそうです。日本もそうなるんでしょうか・・・。
少なくとも私の家はホームパーティができるほど広くありませんし(笑)、日本の住宅事情ではなかなか難しそうですよね。そうするとやっぱり、これからの飲食店は、住宅街の中に進出していくんでしょうかね。昨今の宅配ブームが象徴しているように、"食住近接"がテーマになるのかもしれませんね。
『住』のこれから
最後は住。
リモートワークの場合、自宅の一部をオフィスとして使うわけですから、オフィススペースを十分に確保できて、もちろん生活スペースも十分ある、こういうニーズが強くなるんだと思います。でも、「そんな広い家は家賃が高すぎる・・・」「増床とか改築なんてでききないよ・・・」という方も多いでしょう。ええ、私もそうです(笑)そうするとNTTのニュースのように、「仕事はサテライトオフィスで」ということになるのでしょう。
(・・・待てよ?そうすると、これまでオフィス街にあった飲食店は、こういったサテライトオフィスの近くに?"サテライトオフィス街"ができるようになるのか?なんてことを一瞬考えましたが、オフィス街の中身が変わったとしても、オフィス街自体は残る訳ですよね(笑)ただそこに来なくても、自宅からでも仕事ができますよ、と。)
そうは言っても、スペースや環境の問題をクリアして、自宅で仕事ができるという場合であれば、サテライトオフィスへの通勤をわざわざ選択する人はきっと多くないですよね。う~ん。そうすると、やっぱりこれまで地価が高騰しすぎていた場所に無理やり住むことは減って、住みやすい値段の場所にある程度分散して、人々は生活し始めるのかもしれませんね。
いや~、今の時代に暮らす人達はすごい変化を体験できるかもしれません。ワクワクしますね。
よもやま話が長くなりましたが、私の妄想にお付き合い頂きありがとうございました(笑)
衣食住、各領域の専門家がきっとリサーチやマーケティングを行っているでしょうから、私もいろいろ勉強して、妄想から「考察」に昇華できるように励みたいと思います(笑)