転職成功者インタビュー

九電みらいエナジー株式会社
長浦慎司さん(仮名・事業開発) 32歳

「家族との時間」と「自身のキャリア」の両立。その答えは地元福岡へのUターンにあった。

大手プラントエンジニアリング企業で、海外プラント建設プロジェクトに携わっていた長浦さん。タフな環境で自身の仕事の意義ややりがいを見出す一方、日本に残した妻子と離れて生活を送っていることに違和感を抱き続けていた。

日本に帰国後、今後の人生で何を大切にしたいかじっくり考えた結果「家族との時間」と「自身のキャリア」の両立を目指し、地元福岡へのUターンを決断。コンサルタントと二人三脚での転職活動の末、まさに理想的と言える企業と出会えた長浦さんに、転職の経緯やUターン後の変化を伺った。

※本記事の内容は、2020年6月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで44日間

転職前

業種
プラントエンジニアリング
職種
プロジェクトエンジニア
業務内容
プラント建設工事におけるプロジェクトマネジメント

転職後

業種
電力事業
職種
事業開発
業務内容
再生可能エネルギー事業開発におけるプロジェクトマネジメント

家族との時間を大切にしたい。でも、自分のキャリアはあきらめたくない。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

再生可能エネルギーに関する洋上風力発電のチームに所属しています。ここでは決まった業務やミッションをこなすのではなく、事業の開発段階から携わっています。

社内の各部門との連携はもちろん、外部の協力業者を選定したり、複数のパートナー企業、行政機関や金融機関と調整を図りながら、SPC(特別目的会社)の設立やプロジェクトファイナンスを進めています。電力事業の開発にとどまらず、それが街づくりにどういった影響を与えるのか、といったところまで視点を置きながら、自由度が高い環境でアイデアを出しています。

またプロジェクトに関わるステークホルダーがとても多いため、それぞれの立場を正しく理解しながらスケジュールを調整していく必要があります。これは前職での経験を活かせる部分でしたが、前職ではすでに形になったプロジェクトを”契約書通り”に進めていく役割でしたので、現在のように”どういった契約をするのか”という段階から携わることはとても難しくもあり、刺激的です。

入社前のご経歴を教えてください。

福岡で大学・大学院と進み、エネルギー科学、工学を学びました。その後は学んだことを活かしながらグローバルにスケールの大きな仕事をしたいと考え、大手プラントエンジニアリング企業に就職。海外プラント建設におけるプロジェクトエンジニアを経験してきました。

東南アジアや南米の事務所や工事現場に駐在し、多様な文化の中で関係者と信頼関係を築きながら、プロジェクトを進めていくことを経験しました。とてもタフな環境でしたが、その分やりがいは大きかったですね。直近は日本に帰国し、国内の太陽光発電事業に携わっていました。

今回の転職のきっかけは?

海外への長期出張が多いため、家族と離れて暮らしている状態に少しずつ限界を感じるようになっていました。また、やりがいがある一方で、これまでのようなタフな仕事をこのまま長く続けていけるか、とキャリアについても再考するようになりました。

直近は日本に暮らしていましたが、1年後にはどこでどんな案件に携わっているか分からない、という状況の中で漠然とした不安を感じるように。『何を大切にしながら生きるか』を考えたとき、その答えの一つが『家族を大切に』ということでした。

また、私も妻も福岡出身で、いつかは福岡に戻りたいという思いがありました。ちょうど長子が小学校入学を控えるタイミングでもあったので、Uターンを決断するに至りました。

転職活動はどのように進めましたか?

まずは大手転職エージェントに登録し、これまでの経験や希望を伝えました。家族を大切にしたいという思いからのUターンではありますが、もう一つ、『自分のキャリアをあきらめたくない』という思いも強くありました。大学時代から前職に至るまで一貫して取り組んできたエネルギーに携わること、そして、自分が携わった仕事が地域を活性化させ、10年後、20年後の街づくりに貢献するということをキャリアの軸として考えていたからです。

ただ、大手エージェントの担当の方には、そういった思いはあまり強く伝えられませんでした。というのも、どうも波長が合わないというか、“うまく腹を割れない”という感覚があったからです。求人も紹介していただいたのですが、保留にさせてもらうことにしました。

他に相談できる先がないかとWebで検索するなかで、リージョナルキャリアを発見しました。ちょうど東京でのキャリア相談会の開催告知があったので、参加を申し込み、担当のコンサルタントにお会いしました。すると、大手エージェントの方にはなかった非常に話しやすい雰囲気を持ったコンサルタントで、初対面にも関わらず、すんなりと腹を割れるという感覚がありました。

以前は話せなかったキャリアの軸もしっかりと伝えることができたので、リージョナルキャリアで支援してもらうことに決めました。そこで九電みらいエナジーについての話を聞き、追っていろいろな情報をもらいながら、企業理解を深めていきました。

「何かが足りない」欠けていたピースが埋まっていく充実の日々。

今の会社に決めたポイントは?

福岡にいながらこれまでの経験を活かしつつ、自分が望むキャリアを築いていけるポジションであったこと、またベンチャー企業のように会社に勢いがあり社員が活き活きとした働いていること、それらに非常に魅力を感じ、転職を決めました。

今だから言えますが、九電グループということもあり、最初は保守的で”堅い”イメージを抱いていたのです。しかし、会社とコンタクトを取るなかで、そうしたイメージは良い意味で裏切られました。一次面接で事業企画部門の部長から事業や組織についての説明を受けた際、また最終の役員面接においても、同じように会社の勢いや仕事に対する熱意、また社員の快活さを感じられたことから、是非この会社の一員として働きたいという思いが強くなりました。

また、選考を進めるなかで、コンサルタントの方から過去の選考のポイントや実際に入社した方の事例を細かくお聞きできたのも参考になりましたし、心強かったです。

転職してから今までを振り返っていかがですか?

現在はまだ九電からの出向者が多く、プロパー社員の比率を高めている段階なのですが、プロパー社員は多彩なバックグラウンドを持つエネルギッシュな方が揃っていて、近い世代も多くいます。基本的に「何でも聞いてね」というオープンスタンスの人ばかりなので、とても仕事はしやすい環境ですね。

役員や本部長クラスも同じフロアにいて距離が近く、みんなの顔を見ながらチームで仕事を進めることができています。困難な場面が出てきても、「みんなで向き合って、みんなで乗り越えよう」というマインドが自然に生まれている感覚です。

転職によるプライベートの変化はありましたか?

地元に戻れたというのはやはり大きいですね。私の実家も妻の実家も車で30分ほどという距離なので、親にも頻繁に子どもの顔を見せられるようになりました。大げさではなく、”みんなハッピー”という感じです(笑)。

海外生活をしていたときはもちろんですが、日本に戻ってからも、心のどこかで『何か足りない』という感覚がありました。それは「地元での暮らし」かもしれませんし、「妻が元気なこと」「親が喜ぶこと」かもしれません。その足りなかったピースが、今、少しずつ埋まっていっている感覚ですね。

また私自身、就職してからずっと福岡を離れていましたので、その間の街の変化もとても興味深いです。学生だった頃と、現在の家族との暮らしのなかで感じる福岡の魅力にも違いがあって、そうした発見もおもしろいですね。

これから転職を考えている方にアドバイスをお願いします。

転職はもちろんですが、Uターンを同時に実現しようと思うと、なおさら覚悟を決める場面も多いですし、とてもエネルギーが必要になると思います。離れているとなかなか地域の生の情報を得ることも難しいので、転職エージェントに活動をサポートしてもらうことはやはり有益だと思います。

そのなかで、先程も言いましたが、コンサルタントの方にしっかり“腹を割れた”ことが大きかったと感じます。最終的に決断するのは自分ですが、素直に思いを伝えられたコンサルタントからもらう情報だからこそ、しっかり納得感を持って情報を選択することができましたし、結果的に良い決断をすることができました。

そういう意味では『この人に任せたい』と思えるコンサルタントと出会えるかどうかがとても大切なポイントだと思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
原田 昌和

東京でのキャリア相談会でお会いした長浦さん。人懐っこいキャラクターでとても話しやすい方でしたが、海外駐在時のエピソードをお聞きしていくと、それまで秘めていたかのようにエネルギーがふつふつと湧き出てくるのを感じたことをよく覚えています。

昨今のコロナウイルス情勢でインタビュー時には在宅勤務を余儀なくされていた長浦さんでしたが、「自分なりに今できることを頑張っています」と持ち前のバイタリティはまったく失われていない様子。「原田さんにはすぐに腹を割ることができました」と嬉しいお言葉をくださった長浦さんですが、そうしたオープンマインドの持ち主だからこそ、うまく周囲のサポートを得ながら早期に組織に馴染んでいらっしゃるのだなとあらためて感じるインタビューでした。

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