転職成功者インタビュー

CYBERDYNE株式会社
野村浩平さん(人事) 34歳

信頼をおける転職コンサルタントの提案で巡り合えた、ビジョンに共感できる会社。

大学を卒業後、海外でのワーキングホリデーを経て、人材・採用関連の分野でキャリアを積み重ねてきた野村浩平さん。カウンセリングについて専門的に学ぼうと、働きながら筑波大学の大学院に進学し、同時に茨城に転居。在学中、採用支援を行う会社への転職も経験した。

そんな野村さんがリージョナルキャリア茨城の個別キャリア相談会にエントリーしたのは、仕事に関連して茨城の就職状況を知りたいと考えたのがきっかけだった。

コンサルタントは事情をすべて理解した上で地域の就職マーケットについて情報を提供してくれ、「この会社なら、あなたの志向に合うと思います」と紹介されたのがCYBERDYNE株式会社だった。

同社のビジョンに共感した野村さんは再度の転職を決断。現在は採用や人事制度の整備にまい進する日々を送っている。そんな野村さんに、自身の転職活動を振り返ってもらった。

※本記事の内容は、2023年8月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
2回
活動期間
エントリーから内定まで57日間

転職前

業種
採用コンサルティング
職種
カスタマーサクセス
業務内容
採用活動のコンサルティング(RPO、ピッチ資料作成、ソーシング、エージェント)

転職後

業種
医療機器メーカー
職種
人事
業務内容
採用、人事評価制度改定、組織づくり

「今すぐ転職したいわけじゃない」という事情を汲んでくれた。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

CYBERDYNE株式会社は、人とテクノロジーが共生し相互に支援し合う『テクノ・ピアサポート社会』の実現、ロボット産業・IT産業につづく新産業『サイバニクス産業』の創出を目指している、筑波大学発のベンチャー企業です。

私はコーポレート部門に属し、人事としてキャリア採用や人事制度の改定・整備、組織づくりに携わっています。

具体的には、採用環境を見据えた上での情報発信や、採用フローの計画と実践を行なっています。人事面では今のところ、現場で働く人々の役割について情報収集している段階です。

人事制度をつくる上で、現場の課題や連携のやり方を知らなければ、従業員の役に立つ制度は構築できません。だから私は今、社内を走り回っています。歩数計で測ったら、かなりの歩数になるでしょうね(笑)。

入社前のご経歴を教えてください。

京都外国語大学を卒業後、ワーキングホリデー制度を使ってオーストラリアを訪問。現地の学校の事務を務めたり、農場で働いたりして、1年7ヶ月を過ごしました。

帰国後、ITリテラシーを身に着けようとシステム開発会社に就職。語学に強みがあったのと、私自身、教育方面に関心を持っていたことから、子会社が行なっていた海外留学者を対象とするキャリア支援や職業紹介の事業を手伝うことになりました。

この経験から人材関連の業務に興味を抱き、スキルを高めようと人材紹介会社に転職。コンサルタントとして働く傍ら、筑波大学の大学院に進学し、カウンセリングについて学びました。

在学中、人事や組織づくりに関して総合的に取り組みたいという気持ちが湧き、採用支援を行うベンチャー企業に再転職。顧客企業の採用コンサルティングに携わっていました。

転職のきっかけは?

筑波大学の大学院在学中に、住居を茨城に移しました。前職は東京の会社だったのですが、ほとんど茨城で在宅勤務を行なっていました。

採用の業務に関わっているので、居住地である茨城の採用市場はどんな状況か調べてみようと思ったのが最初のきっかけです。とはいえ、「良い会社があれば」という気持ちもありました。

転職活動はどのように進めましたか?

リージョナルキャリア茨城(運営:リージョンズ株式会社)のキャリア相談会に参加し、情報の提供を受けました。やりとりしながら注視していたのは、転職コンサルタントの姿勢です。

転職志望者を“売り物”のように見ている相手は信頼がおけませんが、逆に、この人だったら安心できるな、というコンサルタントもいます。転職では、自分の人生をかけた選択を行なうのですから、頼れる人がいるのは心強いですよね。

その点で、リージョナルキャリア茨城のコンサルタント、佐藤さんはすごく信頼できました。「今すぐ転職したいわけではない、茨城の採用環境に興味がある」といった事情も全部伝えましたが、嫌な顔一つせず思いを汲み取り、要望に応えてくれました。

そして「あなたの志向に合いそうな会社があります」と紹介された一社が、CYBERDYNEでした。

今の会社に決めたポイントは?

私も筑波大学で学んだので、CYBERDYNEの名は知っていました。労働人口が減少している日本で社会課題をどう解決するか、という問いに対し、CYBERDYNEは「テクノロジーで世の中をよくしていこう」とビジョンを掲げ、事業を展開しています。創業者が教育者なので、利益さえ追求すればいいという会社でもありません。

こうした同社の思想には、深く共感しました。もし紹介されたのがCYBERDYNEではなかったら、私は今でも前職で仕事をしていたでしょう。それほど「ここだったら転職してみたい」と思えた一社でした。

余談ですが、当時、妻は臨月で、いつ出産してもおかしくない時期でした。私は、妻の出産と同時に育休に入る予定だったため、転職タイミングとしては難しかったと思います。

そういった事情を伝えると、担当コンサルタントの佐藤さんはCYBERDYNEと相談し、面接スケジュールを細かく調整してくれました。無事、子どもも生まれ、面接も終えられたのは、佐藤さんの配慮のおかげです。その点でも、リージョナルキャリア茨城を頼って良かったと感じます。

転職コンサルタントには、言いにくいことも包み隠さず伝えることが大事。

転職していかがですか?

属人的な業務はできる限り減らし、平準化した方が組織は効率的に回ります。会社を次のステップに進めるため、そういった課題の解消に人事として取り組めるのが、とても楽しいです。

上司からは「自分でこうだと思えば提案してほしいし、どんどん動いてほしい」と言われていますし、私もそのつもりです。プランを立て実行して、軌道に乗った後のオペレーションもやるとなると忙しくなりそうですが、やりがいは大きいですね。

転職して良かったと思うことは?

過去、いろんな仕事に取り組む中で、「この人とは価値観が合わない」と感じる瞬間がいくつかありました。しかし、CYBERDYNEでは、そういった食い違いを感じることがありません。

私は、大事なのは利益の追求ではなく、目の前の人が困っていたら助けることだ、とずっと考えてきました。自身の考えがCYBERDYNEの理念とマッチしているから、違和感なく働けるのではないでしょうか。そんな会社に巡り会えて、満足しています。

困っていることや課題はありますか?

採用を実践する上で一番大事なのは、今いる社員をハッピーにすることです。今、そこで働く社員がハッピーであれば、自然と新たな人が集まってくると考えています。

特にエンジニア同士は横のつながりがあるので、知り合いのエンジニアを紹介してくれる可能性が高まります。

社員のウェルビーイングを高めるため、未着手な点を解消しないといけません。例えば、現場の技術者の負担にならない、新人のフォロー体制づくり、といったことに取り組みたいと考えています。

生活面の変化はありましたか?

2020年に茨城に引っ越したのは、家を建てたいという気持ちがあったのも理由の一つでした。その願い通りに家を建て、子どもも生まれ、猫を飼い、生活スタイルはだいぶ変わりました。

前職は在宅勤務が中心でしたが、今はいろんな現場の人と対面で話したいので、出社が多くなっています。でも通勤は都内と逆方向の電車なので、かなり楽です。仕事を終え、家に帰って子どもとご飯を食べたりお風呂に入ったり、飼っている猫と遊んでいると、リラックスできますね。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職コンサルタントには、自分の思いや状況を正直に伝えることが大切です。私は、転職を急いでいないことも、妻の出産で転職タイミングを設定するのが難しいことも、包み隠さず全部伝えました。

それがあったからコンサルタントは細かく配慮してくれましたし、CYBERDYNEもスムーズに受け入れてくれたのだと思います。

言いにくいことを黙っていると、判明した時に調整に手間がかかるし、信頼関係も損なわれてしまいます。包み隠さず素直に状況を伝えた方が、結果的には良い転職につながります。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
佐藤 照昭

野村さんとは個別キャリア相談会でお会いしました。「かかわった人が幸せになることが自分の喜びです」とおっしゃっていたことが印象に残っています。

仕事と両立して筑波大学の大学院でカウンセリングを学び、ボランティアで個人に対してカウンセリングを行なうなど、その言葉を体現されていました。

また20代で海外事業を立ち上げた経験もお持ちで、前例のないことに対しても、「自分で学んでやり遂げる」ということが習い性になっているようでした。

こうした人生観・仕事観はCYBERDYNE株式会社の価値観と合致します。いまでは立場は変わりましたが、同社の採用活動を牽引する野村さんと一緒に仕事ができていることをとても嬉しく思っています。

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