転職成功者インタビュー

株式会社RKKCS
松本香織さん(仮名・人事) 28歳

結婚のため、熊本へ。転職前よりもっと自分にあった会社と、巡り合うことができた。

福岡で働いていた松本香織さんが転職活動を始めたのは、26歳の時だった。きっかけは、結婚を考えていたパートナーが熊本在住だったこと。いつかは自分も熊本へと考えていたものの、仕事を引き継げる後任がいなかったため、計画は先延ばしになっていた。

ようやく熊本での転職先探しを始めたものの、仕事をしながらの転職活動はなかなか時間をつくれず、これまでの経験が活かせる「採用人事」の求人案件も少なかった。

そこで、熊本に特化して転職支援を行うリージョナルキャリア熊本に相談したところ、トントン拍子で地場大手のシステム開発企業への転職が決まったという。

仕事は前職と同じ、採用担当。業界の違いは感じつつも、「周囲に相談しやすくなり、仕事の幅も広がりました。今の環境のほうが自分にあっていると感じます」と松本さんは嬉しそうに体験談を語ってくれた。

※本記事の内容は、2023年4月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで146日間

転職前

業種
化学メーカー
職種
人事・採用
業務内容
新卒採用業務

転職後

業種
IT・ソフトウェア
職種
人事・採用
業務内容
新卒採用業務

人を大切にする採用方針に共感して、入社を決意。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

RKKCSは熊本を基盤として全国の自治体や金融機関に自社開発のパッケージシステムとサービスを提供しているシステム開発会社です。

私は人事部の一員として新卒採用を担当しており、採用計画から、合同説明会や会社説明会での登壇、採用に関する広告物の作成・出稿など、一連の流れをトータルに担当しています。

入社前のご経歴を教えてください。

出身は福岡県で、大学を卒業後、化学メーカーに就職。5年間、福岡で新卒採用を担当していました。

採用計画の立案から、求人メディアや参画イベントの選定、採用ページの作成、会社説明会の企画・実施、応募者の選考・面接、内定者フォロー、研修の企画・実施、SNSでの情報発信、内定式や入社式の司会まで、幅広く携わっていました。

転職のきっかけは?

結婚を考えていたパートナーが熊本で会社勤めをしていましたので、以前から熊本への転居を考えていました。でも私の後任が不在のため、なかなか辞められる状況になかったんです。

ところがその後、社内的に人事を増やそうという動きがあり、やっと後任ができまして。「今しかない!」と思い、転職活動をスタートしました。

転職活動はどのように進めましたか?

働きながらの転職活動でしたので、たくさんの情報を自分で見て確認していく時間はとれそうにありませんでした。ですから最初からスカウト型の転職サイトを利用し、おすすめの求人を見て活動していこうと考えました。

ちょうどそのタイミングで熊本に特化して転職支援を行なっているリージョナルキャリア熊本のサービスを知り、転職相談会に参加。その後はリージョナルキャリア熊本のみで活動しました。

リージョナルキャリア熊本のコンサルタントは、私の話をとてもよく聞いて理解してくれました。他の大手転職支援会社とも話をしたのですが、一方的に希望を確認するだけだったんです。

私は人事の経験しかなかったので、人事を一番の選択肢に置いていましたが、一方で人事の求人が無ければ、不安は大きいものの「他の職種でも検討します」と伝えていました。

ただ、大手のコンサルタントにはそのニュアンスがあまり伝わらなくて、「なぜ、これ?」と首をかしげたくなるような求人の紹介ばかり・・・。

その点、リージョナルキャリア熊本のコンサルタントは私の本当にやりたいことを引き出してくれて、「あきらめずに探してみましょう」と丁寧にサポートしてくれたため、「この人にお願いしたい」と強く思いました。

以後、「とりあえず転職したい」みたいな漠然とした状態から、手取り足取りお世話をしていただいて、本当にありがたかったです。

今の会社に決めたポイントは?

これまでの経験が活かせる仕事でしたし、採用に対する考え方にも共感しました。面接も兼ねて、私の話をじっくり聞く場を設けてくれたんです。経験だけでなく、人柄を見て、ミスマッチをなくそうという採用方針にすごく共感しました。

入ってみないとわからない部分はあるにしろ、できるだけギャップを埋められるよう、私と目線を合わせようとしてくれていると感じ、「そういう方々が採用してくれるのなら、入社後も頑張れるだろうな」と思いました。

私自身ミスマッチになる転職は避けたかったため、自分の話をしっかり聞いてくれる場を設けてもらえたのはすごく嬉しかったですね。自分が納得のできる採用の仕方だと感じました。

単に人を増やしたいというわけではなく、会社に合っている人かどうかを見極めてから採用しようとしている点が、信頼できますし、安心して入社できると思いました。もしそれでだめだったら、こちらも潔く「合わなかったんだな」と判断できますから。

移転したばかりのオフィスもとても大きくてきれいで、「こんな会社に受かるわけない」と自分では思っていたので(笑)、合格の知らせをもらえたときは驚きましたし、とても嬉しかったです。

想像以上に、相談しやすく、自由な社風。休みも取りやすくなった。

転職していかがですか?

現在は3人で新卒採用を担当しています。やっている仕事は前と同じなのですが、全然違いますね。

前職では営業職などを採用するための活動がメインでしたが、今は技術者の採用がメイン。ターゲットとなる学生さんのタイプも違いますし、説明会や面接で話す内容も、学生さんを評価するポイントも前職とは違います。業界に対する知識も今の会社の方が求められているのを感じます。

ですから最初の数ヶ月は、経験のある先輩の会社説明会を見せてもらって、「こういう言い方をするんだ」とか、「これを話してる時に、メモを取っている学生が多いな」など、さまざまなことを勉強しました。

一番の採用ターゲットでもある情報系の人材は、どの業界からも引く手あまたなので採用も大変です。全国各地の学生と会うために、福岡なら月に2~3回程度、北海道や新潟に行くこともあります。

移動は大変ですが、出張自体はすごく好きです。以前はあまりなかったので、仕事の幅が広がったと思います。

一方、私は今までチームで仕事を経験していなかったので、「報連相」がうまくできていなかったことも結構ありました。今でも自分の課題だと感じています。

前職では、私が決めて動いてもらうという感じでしたので、その必要がなかったんです。でも、チームで仕事ができるのは、すごくありがたいですね。

人事は正解がない仕事。以前は1人で悩むことが多かったのですが、周りに相談できると、悩む時間も短くて済みます。今は、「そうですよね、これでいきましょう!」と、決断の後押しをしてもらえるので、気持ち的にもかなり楽になりました。

転職して良かったと思うことは?

転職前より、働く環境が自分に合っていると感じます。今の会社は、「いろんな人がいる」ということを理解している人が多く、人はそれぞれ活躍できる場所が違うのが当たり前なんだという考え方がベースにあります。

前の会社は活躍する人のロールモデルにあまり種類がない感じで、働いている時はそれが正しいと私も思っていました。でも今は、こっちの考え方の方が好きだなと思っています。活躍の場が広いし、自分の意見も言いやすい。一人ひとりの個性や考え方が認められていると感じます。

会社の規模も大きく、いろんな人がいるので自然とそういう風土になっているのかなとも思います。コミュニケーションも活発で、一緒にご飯を食べに行ったり、飲み会に行ったりする人が結構多いですよ。人と関わることが好きな社員が多い印象で、そういう社風も自分に合っていると思います。

また、相談できる人も多いです。前職では現場をまったく経験していないまま採用担当になったので、知識不足といいますか、「現場の人の気持ちに寄り添うのが難しい」「頑張っているけど、芯の部分までは分からない」と思うことが結構あったんです。

でも今は、先輩や上司の経験談や“思い出話”もすぐに聞けるので、現場の雰囲気もよく理解できます。まだまだ会社についての理解はこれからですが、もともと現場を経験した人が周りに多いので、質問するとたくさんの情報を教えてもらうことができ、すごく助かっています。

困っていることや課題はありますか?

私自身、チームとしての動き方がまだうまくできていないと感じています。他のメンバーの仕事内容が見えなかったり、相手も私の仕事内容が見えていなくて、同じことをしようとしていたり。情報共有と作業分担が今後の課題だと思っています。

また、今回が初めての転職になるので、思っていることをなかなか言えないということもありました。「こう思っているけれど、私がただ世間知らずなだけかな?」と、遠慮したり。

でも最近、そうではなくて、プロパーの人たちとは違う視点で考えることができていたということがちょっとずつ分かってきたので、恐れずに、もっと自分からどんどん質問していくことが大事なんだろうなと思っているところです。

生活面の変化はありましたか?

今、熊本はすごく開発が進んでいて、いいタイミングで移住できたなと感じています。住まいから歩いて1分の場所にコンビニがあって、駅も、スーパーも、銀行も、徒歩3分くらいのところにあります。もう引っ越したくないですね(笑)。

熊本市内への通勤はJRを利用しています。車より早いですし、乗り換えなしで行けるので、とても便利です。

また、転職して有給休暇も取りやすくなりました。前職では私自身も「休みを取ろう」という感覚があまりなかったんです。でも休みやすくなったので、今は私生活について考えるゆとりができました。仕事とプライベートのバランスが良くなったと思います。

それから、在宅勤務も実施しており、申告方法も前日にチャットで申告するだけなので、働きやすいです。在宅用のPCも1人1台配布してもらっていますし、会社としても、在宅勤務をもっと増やそうと試みているみたいです。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

私は、会社や働いている人を好きにならないとしっかり仕事に打ち込めないと思っていましたので、入社する前に「自分が好きになれるかどうか?」を確かめることに時間をかけました。

自分に合うかどうか、価値観にズレがないかをちゃんと調べるかどうかで、入社後の納得感も違ってくるのかなと思います。

転職活動自体は、トントン拍子で進みましたので、さほど苦労は感じませんでした。本当にリージョナルキャリア熊本のおかげです。面接の前も、コンサルタントからアドバイスをたくさんいただきました。

そのうえで、自分自身のマインドマップを作るなど、自分のことを深堀りし、「こう聞かれたら、こう言おう」と、しっかり準備して面接に臨みました。

これは、前職で採用担当を経験し、学生さんがやっていたことを見ていたからできたのかもしれません。自分が面接官になったときに、もっと深堀りしてきてほしいなと思ったことがあったので、その経験を活かすことができました。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
田尻 由美子

松本さんは裏表のない方で、誠実さや素直さが感じられ非常に良い印象を持ちました。また、自分に厳しく何事も自責で捉えられており、「自律していて芯の強い女性だな」と、同じ女性として心を動かされたのを覚えています。

そして、松本さんのお人柄や仕事に対する姿勢、価値観、人との接し方などから、やはり人事職が一番輝ける場所だと感じました。

今回、ご入社されたRKKCS社はお互いのミスマッチをなくすために、採用選考時には時間をかけてでも丁寧に進められます。また、単に頭数を揃える採用ではなく、本当にその人が自社で活躍いただけるのか、しっかりお互いの理解を深め、見極めた上で採用を決断されているため、松本さんの採用に対する考え方と合致するはずだと感じました。

熊本での仕事と暮らしには非常に満足されているようで、私自身嬉しく思います。業種も働く環境も異なるため、まだまだ慣れない部分もあるかと思いますが、今後のさらなるご活躍を期待しています。

関連情報

求人情報

転職成功者インタビュー一覧

ページトップへ戻る