転職成功者インタビュー

ドリームベッド株式会社
山本雅人さん(仮名・貿易担当) 28歳

「地方にはない」と言われた仕事とめぐりあい、転職に成功。念願の結婚も秒読みへ。

大学を卒業後、オーストラリアでワーキングホリデーを経験した山本さん。25歳で帰国した後、東京で就職し、外国人客専門の観光案内業で働いていた。

得意の英語力を活かした仕事は刺激に満ちていたが、その一方でいつも頭の片隅にあったのは、広島にいる彼女のこと。結婚するために東京へ呼ぶことも考えたが、彼女は公務員。思い悩んだ末に出した答えは、「自分が広島へ行こう」。

希望職種は、強みである英語力が活かせる仕事。しかし広島ではなかなか見つからない。探し始めて約1年。あきらめかけたとき、待望の情報が舞い込んだ。案件を紹介してくれたのは、ついこの間まで名前も知らなかった、地方専門の転職コンサルタントだった。

※本記事の内容は、2014年5月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで90日間

転職前

業種
ハイヤー業・観光業
職種
アウトドアプランナー
業務内容
主に富裕層のVIP外国人ゲストを相手にハイヤードライバー兼通訳観光ガイドを勤めた。

転職後

業種
ベッドメーカー
職種
貿易担当スタッフ
業務内容
海外への商品発注、通関手続き、配送業者手配など輸入関連業務を担当。

全国大手から、地方専門へ。人材紹介会社を変えたら扉が開いた。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

マットレスやベッドフレームの生産に必要な材料を輸入する仕事をしています。仕入れ担当や企画課からの発注に基づいて、海外の業者に材料を発注し、通関手続きや配送業者の手配などを担当しています。海外とのやりとりは基本的にメールで、すべて英語で行っています。

入社前のご経歴を教えてください。

大学を卒業後、2年間、ワーキングホリデーでオーストラリアに行っていました。25歳で帰国し、東京の小さな観光会社に就職しました。富裕層の外国人ゲストを相手に、ハイヤーを使って観光案内をする仕事をしていました。

転職のきっかけは?

彼女との結婚を考えたことがきっかけです。彼女は公務員でしたから『動きやすいのは自分だな』と考え、転職することにしました。また「3・11」の影響もありました。僕も彼女も島根出身。それぞれの両親の近くにいたいと思うようになりました。

転職活動はどのように進めましたか?

ネットで求人を探しましたが、自分の経歴や英語力を活かせる仕事は、広島ではなかなか見つかりませんでした。また、大手の人材紹介会社からは「地方にそんな仕事はない」と言われがっかりしました。

そこで、広島に特化した紹介会社を探し「広島 Uターン」と検索して、リージョナルキャリア広島を見つけました。最初はコンサルタントからも「簡単ではない」と言われましたが、エントリーから2ヶ月後に今の会社を紹介してもらいました。

今の会社に決めたポイントは?

この仕事の募集は「英語ができる」ことが大前提で、経験は問わないということでした。会社側の育成しようという気持ちが伝わってきたため、安心して飛び込むことができました。

また、広島に住んでいる親戚も知っている会社でしたし、マツダスタジアムにも広告を発見(笑)。地域に貢献しようとする姿勢にも好感を持ちました。

転職で手に入れた、お金より大事なもの。

転職していかがですか?

入社して数ヶ月経ちますが、まだまだ覚えることが多く大変です(苦笑)。新卒社員ではありませんから、自ら積極的に仕事を覚えているところです。

それでもやりがいを感じています。海外のお客さまとの会議にも同席させてもらう機会があり、成長を実感しています。

生活面の変化はありましたか?

転職したおかげで交際も順調に進み、来年結婚することが決まりました。正直、年収は下がってしまいましたが、お互いに大切なものはそれよりも大きいと話し合っています。休日には二人で好きなサッカーや野球を観戦したり、買い物に行ったり、これまでできなかった“普通のこと”ができるようになって、とても嬉しいです。

生活も規則正しくなりました。以前は、土日や昼夜も関係なく働いており、将来について考える余裕もありませんでした。しかし、今は決まった時間に会社に行って、決まった時間にほぼ帰れるようになり、休暇も取れます。

今後の家庭生活を考えると、転職して本当に良かったと思います。体調も良くなり、仕事をしっかりこなし、家族を持ち、一つ階段を上れたような気がします。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

まずは行動してみること、でしょうか。実は私も最初は、どうしようかと考えてばかりでした。現在の生活や、社会的な評価を失ってしまうのではないかという不安もありましたし、転職回数が多いと信用されないという噂も聞いていたので、迷いが募っていました。

しかし、彼女の両親から結婚の許可をもらえたことで、踏ん切りがつきました。仕事が見つからないまま広島へ行く覚悟もしていましたが、リージョナルキャリア広島のおかげでこうして自分の希望に合った、新しい仕事にも出会うことができました。。地方での転職を考えている場合は、地元密着のコンサルタントが頼りになりますよ。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
植田 将嗣

山本さんと初めてお会いした当初、まだ、すぐの転職をお考えではないということでしたので、ご紹介できる求人案件を探しながらご連絡をさせていただいていました。それから2ヶ月ほど経った頃、いよいよ広島への転職をする時期をお決めになったとのことで、時を同じくしてお預かりしていたドリームベッド社の求人案件をご紹介しました。

すぐに選考を志望されるとのことでしたが、広島へ何度もお越しいただくのも難しい状況でしたので、企業様へは一度の帰省で選考いただけるよう、一方で山本様には事前準備をしっかりと行なっていただくように働きかけを行いました。結果、双方にとって”ドンピシャのマッチング”となり、私も大変喜ばしく思っています。

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