2024.12.02
【企業紹介】国内大手自動車メーカーと直接取引するTier1「丸子警報器株式会社」
こんにちは。リージョナルキャリア長野のコンサルタント、山下です。
自動車は私たちの生活に欠かせない移動手段です。一般的にクラクションとも言われる自動車の保安用具「ホーン」がここ長野県で作られていることをご存じでしょうか?
長野県上田市にある「丸子警報器株式会社」は、自動車用ホーンの専門メーカーとして国内大手自動車メーカーと直接取引しています。
今回は、自動車産業の一端を担う「丸子警報器株式会社」についてご紹介します。
高級車を得意とする自動車用ホーン専門メーカー
丸子警報器株式会社は、トヨタ自動車やSUBARUをはじめ、国内自動車メーカー各社に向けてホーンを供給する専門メーカーです。元々は電熱器や船舶用ホーンを作る東京の町工場でしたが、第二次世界大戦中の工場疎開で上田に移転したのをきっかけに、同社の創業へと至りました。
現在、トヨタ自動車のレクサスには、100%同社のホーンが採用されています。その他、クラウンやランドクルーザーなど、トヨタブランドの最上級クラス専用のホーンを得意としています。
そもそもホーンとは、自動車の安全を守る重要部品ですが、普段私たちが自動車に乗る時にあまり意識することはないかもしれません。しかし、Tier1(※)ならではの仕事には、やりがいを感じる面白さが色々とあるんです。次に、その魅力についてご紹介しましょう。
自動車業界の場合、自動車メーカーに直接部品を供給する企業のこと。また、部品そのものを表す場合もある。
【企業HP】
http://www.maruko-horn.co.jp/
(リージョナルキャリア長野撮影)
Tier1ならではの魅力とは?
丸子警報器株式会社は、社員数が100名程度の規模でありながら、大手自動車メーカー各社と直接取引を行っています。
ホーンの開発は、自動車メーカーの新型車の開発に合わせて新規設計を行います。そのため、同社の設計担当者は、自動車メーカーの設計担当者と何度も打ち合わせを重ねて、仕様や要望について入念にヒアリングしていくのです。
例えば、
「取り付けスペースはどこか」
「どんな形状やサイズに収めないといけないのか」
「どんな音質にしたいのか」
「コストや重量をこの範囲内に収めないといけない」
・・・など。
ホーンという部品一つとっても、様々な要望があることが想像できますね。時には難しい要望を受けることもありますが、創意工夫しながら提案を行い、自動車メーカーと共働で開発に取り組めるのはTier1ならではの醍醐味です。
また、製品の安定供給を実現することにやりがいを感じる方も多いと聞いています。自動車は、小さなネジまで含めると約3万個の部品からできているそうですが、1つでも供給が滞ると車が完成が遅れたり、納期に間に合わないリスクが発生したりします。そのため、生産技術者、購買担当、品質担当者など、全社一丸となって安定生産・供給に力を入れているのです。こうした製品供給におけるシビアな要求に応えていくのも、Tier1の特性と言えるでしょう。
自動車メーカー各社との直接取引は、今日まで地道に築いてきた同社の高い信頼性を裏付けています。共に切磋琢磨しながら、私たちの安全を支えていくことに大きなやりがいを感じられるのではないでしょうか?
(リージョナルキャリア長野撮影)
企業TOPインタビュー
(左から 筆者 山下/同社代表取締役社長 塚田様/弊社代表取締役社長 江口)
塚田社長にインタビューを行い、同社の今後の事業展開や採用方針についてお伺いしました。
企業TOPインタビュー【長野】丸子警報器株式会社 - U・Iターン転職ならリージョナルキャリア長野
- ・変化をポジティブに受け入れられる人
- ・常に好奇心のアンテナを張っている人
- ・他部門に対しても発言していける人
- ・お客様に対して柔軟に対応できる人
- ・新しい視点で提案ができる人
同社では既存のホーン事業と並行した新たな事業にも挑戦しており、将来的なチャンスとやりがいも大きいです。今回のインタビューを通して、同社の「ものづくり」の可能性、そして何よりも働く人の可能性をポジティブに捉えることができました。
丸子警報器株式会社の求人情報
丸子警報器株式会社は、中途入社の方が多く、今後も中途採用を強化していきます。
現在、エンジニアのポジションで積極採用をしています。
ご興味のある方は、ぜひご相談ください。
※「2024年12月2日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、予めご了承ください。