2024.05.24
【沖縄県の有効求人倍率】2024年3月の沖縄県の有効求人倍率の推移と状況
リージョナルキャリア沖縄のスタッフです。
沖縄労働局の発表によると、2023年度の沖縄県内の有効求人倍率は前年度比0.13ポイント増の1.17倍でした。観光客の増加により観光業を中心とした求人の回復が要因と見られています。
今回は、沖縄県の3月の有効求人倍率の推移と状況を紹介します。
2024年3月の有効求人倍率
沖縄県の3月の有効求人倍率は1.16倍で、前月と同水準、昨年同月と比較すると0.02ポイント増となりました。
全国の有効求人倍率は、前月比0.02ポイント増え、1.28倍。沖縄県と全国を比較すると、全国の方が0.12ポイント高くなっています。
参照:沖縄県公式ホームページ「雇用状況概要」
エリア別求人倍率
エリア別に見ると、前月同様すべてのエリアで1倍を超えており、「八重山」エリアは継続して2倍近くあります。
前月比で見ると、すべてのエリアでやや下回っているものの、「名護」「宮古」「八重山」エリアでは、リゾートホテルの建設ラッシュや観光客数の増加によって、サービス業や販売業、建設業の求人が増えており、倍率が高くなっています。
参照:沖縄労働局「労働市場の動き(令和6年3月分)資料2-2」
職種別求人倍率
職種別では、保安(3.22倍)、福祉関連(2.61倍)、建設・採掘(2.30倍)、サービス(2.12倍)、販売(2.06倍)、これらの分野では、倍率が2倍以上の高水準となっています。
特に、建設業、医療、福祉などは、低賃金や過酷な労働条件が課題となっており、常に人材が不足している状況です。このため、多くの事業所では賃金の引き上げやDX化による業務効率化に取り組んでいます。
また、沖縄県では雇用環境の改善やキャリア教育の支援を通じて、人手不足の解消に取り組んでいます。
参照:沖縄労働局「労働市場の動き(令和6年3月分)資料13」
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