2024.03.01
【企業紹介】江戸時代創業の老舗食品商社・国分グループの東北エリアカンパニー「国分東北株式会社」
こんにちは。リージョナルキャリア宮城のコンサルタント、菅原です。
今回ご紹介するのは、食品、酒類等の卸売業および食品の流通加工などを行う国分グループ本社株式会社(本社:東京都)の東北エリアカンパニー、「国分東北株式会社」です。
創業は江戸時代の1712年。実に300余年という長い歴史を持つ国分グループ。同グループと国分東北社の歴史、また同社で働く魅力についてお伝えします。
※画像引用:国分グループ本社株式会社「国分東北株式会社」(最終閲覧日2024年3月1日)
国分東北株式会社
■本社:宮城県仙台市宮城野区榴岡五丁目1-35 三共仙台東ビル5階
■売上高:10億5,883万円(2022年12月期)
■従業員数:274名(2022年12月期)
■事業内容:酒類・食品・関連消費財にわたる卸売業及び流通加工、配送業務、貿易業、不動産賃貸借業、他
※情報引用:国分グループ本社株式会社「国分東北株式会社」(最終閲覧日2024年3月1日)
国分グループの歴史
まずは、国分グループのヘッドクオーターカンパニーである国分グループ株式会社の歴史からみていきましょう。
同社はペリー来航よりも141年も前の1712年、江戸で創業しました。四代國分勘兵衛が江戸・日本橋に「大国屋」の屋号で店舗を構え、和服織物の販売と醤油醸造業を手掛けていました。
その後、1880年からは広く食品販売を主とする卸売業に業態を転換。食料品、缶詰、ビール、調味料、ジュース、瓶詰醤油なども扱うようになります。さらには医薬品、水産、農産物などを扱う企業との業務提携を進めることで組織力強化を図り、食料品商社としての基盤を固めていきます。
現在では「K&K」「tabete」「桐印」ブランド商品をはじめ、惣菜、サンドイッチ、おむすびの製造など食品メーカーとしても多彩な商品を手掛けています。スーパーやコンビニの食料品コーナーなどでもよく目にするのではないでしょうか?
さらにはメーカーとのコラボレーションや商品開発なども積極的に進めています。
▼同社が手がけた商品例
※画像引用:国分グループ本社株式会社「商品」(最終閲覧日2024年3月1日)、流通ニュース「モスフード/山崎製パンや国分などとのコラボ商品をスーパー、コンビニで発売」(最終閲覧日2024年3月1日)
※参照:国分グループ本社株式会社「国分のあゆみ」(最終閲覧日2024年3月1日)
国分東北株式会社の歴史
※画像引用:国分グループ本社株式会社「国分東北株式会社」(最終閲覧日2024年3月1日)
国分グループでは、地域ごとで異なる食文化や風習を大切にし、生活者のニーズにいちはやく応えることを目的として、全国に7つのエリアカンパニ―を置いています。国分東北株式会社はそのうちの一つであり、国分株式会社東北支社と東北国分株式会社の合併によって2016年に発足しました。
この背景には、味の付け方や調理工程など地域ごとの食文化や風習の違い、また消費トレンドを大切にする、という同グループの企業理念があります。
国分東北株式会社では「豊かな資源があり、農水生産力が高い」という東北地域の特性を生かし、地域の食材を使った「海鮮だし」「しっとり海鮮ふりかけ」「仙台せり鍋スープ、仙台かき鍋スープ」といった独自商品の開発などを手掛けています。
▼同社が手がけた商品例
※画像引用:国分グループ本社株式会社「国分東北株式会社 私たちの特徴」(最終閲覧日2024年3月1日)
私が考える「国分東北株式会社の魅力」
国分東北社ならではの魅力は「食料品商社」として、生活に密接した、社会インフラともいえる事業を行っていることだと私は思います。
食料品の供給が止まってしまっては、どんな人でも生きていくことは難しいでしょう。そういう点において同社は"地域に食料品を供給し続ける"という大きな使命をもっています。
また、同社の強みは長年積み重ねてきた「信用」にあると思います。それは消費者に、そして取引がある企業に、商いを行う地域に、真摯に向き合ってきた結果です。
商社は「これだけを売らなければならない」という制約が少ない業種です。つまり「いろいろな商品を取り扱える」のが商社の特徴ですが、一方でクライアントからすれば「どこか(会社)にこだわる必要は無い」ということも言えるのです。
「世の中に商社はごまんとある。そのため、1社にこだわる必要はない」と言われてしまっては元も子もありません。
それゆえに、商社にとって「信用」「信頼」は何物にも代えがたい要素です。その要素を、国分グループは創業以来300年以上にわたり守り続けてきている会社である、ということは同社の大きな特徴です。
また、上述の信用があるがゆえに、多くのメーカーから商品を仕入れることが実現できています。これもまた、クライアントの課題を解決する選択肢を多数持っている、ということです。
「食×地域×商社」というアプローチで、クライアントに真摯に向き合える信用と企業風土がある、これこそが国分東北社ならではの魅力であると思います。
【コラム】メーカーと商社、それぞれの特徴は??
転職希望者の方から「メーカーと商社のどちらがいいのか?」という質問を頂く機会があります。それぞれの特徴を見てみましょう。
■メーカー
自社商品の拡販に携われる。思い入れのある商品やブランドに関与できる可能性もあり、魅力がある。自社商品のスペシャリストとして、深い知識やアフタフォローまで求められるケースもある。
■商社
クライアントの要望や課題に合わせて、多くの商品を提案することができる。「これだけを売らなければならない」という制約が少ない。マーケットに対して広い知識や、新しいトレンドなど、情報をキャッチアップしていく必要がある。
当然、マーケットイン発想で商品を作っているメーカーや、国分グループのようにプライベートブランドを持つ商社もありますので、全ての企業に上記が当てはまる訳ではありませんが、メーカーと商社では市場での立ち位置が明確に異なります。
そのことを前提におきながら「どちらが希望に合っていそうか(自身にとってメリットになるか)」をご判断いただくのが良いのではないでしょうか。
国分東北株式会社の転職成功インタビュー
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