2023.09.29
【Rapidus(ラピダス)株式会社 小池社長登壇】2023北海道ニューフロンティア経営セミナーに参加してきました!
こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、笹本です。
次世代半導体の製造を目指すRapidus(ラピダス)株式会社が千歳市に工場建設を決定してから約8ヶ月が経ちました。
北海道では連日Rapidusに関連するニュースが多く報道されています。今回はRapidusの小池社長が「2023北海道ニューフロンティア経営セミナー」に登壇されるということで、最新情報を求めてセミナーに参加してきました!
2023北海道ニューフロンティア経営セミナー
※出典:株式会社ピーアールセンター公式サイト (最終閲覧日:2023年9月29日)
今回のセミナーは、北海道の地場企業の経営者を中心に構成される「一への会」という業界団体主催のセミナーです。
残念ながら会場内の撮影がNGだったため写真掲載ができませんが、当日は、北海道を代表する企業の経営トップや企業人が多く会場に集まっていました。
上記のポスターにある通り、講演は3本立てで、株式会社ベルーナの安野社長、そして元ファイターズならびにWBC日本代表監督の栗山氏も登壇されました。
株式会社ベルーナ 代表取締役社長 安野 清氏 『健全なる冒険』
株式会社ベルーナは、通販事業で業界トップクラスの業績を誇る企業として知られています。
ベルーナ社は多角化経営でも成功しており、そのノウハウについてのお話でした。
北海道でいえば、2年前に定山渓ビューホテルを取得し、直近では洞爺サンパレスやニュー阿寒ホテルといった道民になじみ深いホテルの運営に携わっています。2025年には北海道新幹線札幌駅北側に観光客向けの高級ホテルも建設中ということで、開業が楽しみです。
野球指導者、元WBC日本代表監督 栗山 英樹氏 『マネジメントを極める~WBCから学ぶ~』
WBCでのエピソードを中心とした、チームマネジメントのポイントについてのお話でした。
企業経営に繋がる視点が満載で勉強になったのはもちろんですが、私自身手に汗を握りながらWBC日本代表を応援していた一人なので、決勝戦の裏話やダルビッシュ選手、大谷選手、源田選手らの知られざるエピソードが聞けたのも非常に嬉しく、終始面白かったです!
Rapidus株式会社 代表取締役社長 小池 淳義氏 『シン・半導体の世紀と人類の未来~シンギュラリティは近い~』
最後に登壇された、Rapidus株式会社の小池社長。
小池社長の講演は、Rapidusの千歳進出が決まって以来すでに何度か聴講していますが、いつも新しい視点や情報が加えられていて、新鮮な気持ちで聴くことができます。
(特に今回は講演の最後、小池社長のプライベートな一面として、オートバイやアメリカンフットボールに取り組む姿が披露されました。非常に本格的で驚きました!)
小池社長のテーマにある"シンギュラリティ"とは、人間と人工知能の臨界点を指す言葉。要するに、コンピュータの頭脳が人間を超える日を表しています。
小池社長によれば「半導体が技術革新を遂げることで、より膨大な情報を蓄積し高速で処理していくことができるようになる」「いよいよシンギュラリティの時代が来るかもしれない」とのことでした。
▽IIM工事スケジュール
※出典:Rapidus株式会社 公式サイト(最終閲覧日:2023年9月29日)
こうした半導体の技術革新のうえで鍵になるのは、やはりRapidusのプロジェクト。
千歳工場の工事スケジュール(上図)によると、現時点で大きな遅れはなく、2025年のパイロットライン稼働に向けて概ねスケジュール通りに進んでいるようです。
その説明の中で特に印象的だったのは、今月1日に開催された千歳工場起工式でのエピソードです。
当日は共同開発パートナーであるIBMはもちろんのこと、半導体製造装置で世界シェア1位のアプライド・マテリアルズ社(アメリカ)、ラムリサーチ社(アメリカ)など、国内外の半導体関連企業の関係者が多く参加したそうです。
注目すべきは、それらの会社が「千歳あるいは北海道に新拠点を設立する」や「人材支援を行う」と明言しているということ。
要するに、Rapidusに限らず、半導体関連の国内外企業が北海道の地に集結する、北海道に新たな産業集積ができるという未来がいよいよ見えてきたことを示しています。
これにより、北海道のエンジニア人材の需要や流れも大きく変わっていくでしょう。
さて、実は来月上旬にも、札幌の別のセミナーにて小池社長の講演を聴講する予定です。次回も、どのような話が聞けるのか今からワクワクしています。参加後には、改めて情報発信しますので、引き続きご注目ください!
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