2023.04.10
【宮城】ファミリーが家を買うときに知っておきたい人気エリア&補助金情報
こんにちは。リージョナルキャリア宮城スタッフです。
住宅購入の際は設備や間取りに目がいきがちですが、その前の「街選び」も重要です。
今回は、子育て世帯が仙台市近郊で家を購入するときに知っておきたい各エリアの特徴と、宮城独自の補助金制度をご紹介します。
仙台市近郊でファミリー層に人気のエリア
■富谷市|4年連続宮城県住みたい街No.1
※画像引用:新富谷ガーデンシティ成田中央 公式HP(最終閲覧日:2023年4月10日)
仙台のベッドタウンとして人気の富谷市。とくに注目を集めているのが新富谷ガーデンシティです。
仙台中心部から車で30分、最寄りの地下鉄泉中央駅から7分と、仙台市外とは思えないアクセスの良さが魅力です。車を運転しない場合でも、泉中央駅とガーデンシティ間はバスの本数が多く(ラッシュ時は5分間隔で運行)、移動には困りません。
ガーデンシティ内には大型商業施設ほかにレストランやカフェ、各種クリニック、天然温泉を楽しめる温浴施設まで揃っているため平日も休日も快適に暮らすことができます。
また、充実した教育環境に魅力を感じて家を購入する方も多いとか。街の中に保育所から高校まで揃っているため登下校も安心です。もちろん学童や学習塾などの教育施設もあります。
▼詳しくは富谷出身者が執筆したこちらのブログをご覧ください!
宮城県住みたい街No.1「富谷市」地元出身者が語る魅力|リージョナルキャリア
■荒井|仙台東部の新しいまち
荒井方面からの街並み(筆者撮影)
以前は中心部までバスで40分ほどの道のりでしたが、2015年に地下鉄東西線が開通し15分で仙台駅に着くというアクセスの良さから人気急上昇中の荒井エリア。駅から少し歩くと落ち着いた住宅街が広がっており、一戸建てを購入する若いファミリーが増えています。
中心部に比べるとコストを抑えられる点が人気ですが、開発が進んでいることから今後は価格が高騰すると予想されます。
子育てエリアとして自治体が力を入れており、2020年に荒井小学校が新設されたり、2021年には大和小学校の改築が完成したりとファミリー人口の増加にもしっかり対応。
荒井小学校は日本スポーツ振興センターの「地域スポーツ施設整備助成」の対象となっており、屋外の夜間照明設備を新設することが決まっています。スポ少だけでなく一般の団体も利用できるのでますます地域が盛り上がりそうです。
■富沢~長町|増え続けるファミリー層
引用:仙台市市民センター(最終閲覧日:2023年4月10日)
地下鉄南北線のターミナル駅・富沢も人気のエリアです。富沢駅から徒歩20分程度の「富沢ウエストタウン」には、多くの商業施設と1000区画を超える宅地分譲地が広がります。
富沢は土地が平坦で雪はほとんど積もりません。整備された公園やおしゃれなカフェが多く、川沿いは桜の名所となっており、休日はピクニックやザリガニ釣りをする親子連れで賑わいます。利便性が高く人口が多いにも関わらず、景観が美しい閑静な住宅街となっています。
マンション派に人気なのは隣の長町エリア。10年前からマンションが増え続けており、人口増加に伴いクラス数が倍増している小学校もあるそうです。JRと地下鉄の両方が使え、仙台駅まで1駅4分・仙台空港まで約20分というアクセスの良さから、単身赴任をしているファミリーも多いです。長町の隣の太子堂は戸建て派に人気です。
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一戸建てかマンションか
一軒家を建てるかマンションを買うかは生活スタイルや好みによりますが、昨今は仙台の地価が上昇している(※)ため「市内は土地が高すぎて戸建てを買えない...」という声を耳にします。
※参考:国土交通省 土地総合情報システム
戸建て派に人気のエリア
戸建て派に人気のエリアは
【仙台市内】泉区、荒井、愛子、錦が丘
【その他】富谷市、名取市、多賀城市、白石市
などが挙げられます。どうしても市内に建てたい場合は貸宅地という選択肢もありますが、多くの場合はこうしたベッドタウンを検討します。
仙台市泉区は居住者の高齢化が進んでおり、年代の入れ替わりが始まっています。地下鉄沿線からは距離がありますが、仙台駅や泉中央駅からバスが出ている住宅地は便利なので、ねらい目かもしれません。
仙台市外では隣接する富谷市や名取市、多賀城市などが独自の子育て制度で評価されています。県南の白石市も実は人気のエリアです。住宅を購入する際の支援制度も後押しとなってファミリー層が流入しているようです。
戸建て派に人気のエリア
一方で、立地の良さやセキュリティ面でマンションを選ぶ人も増えています。
町内会や子供会がマンションごとに独立しており、活動もほぼ負担なく快適な生活ができるという声を聞きます。
マンション派に人気なのは
【仙台市内】仙台駅東側(榴ヶ岡など)、一番町~大町西公園、長町、小鶴新田
などです。地下鉄駅に直結していたり、七夕花火大会を間近に見られたりする一番町~大町西公園近辺の新築物件は2LDKで1億円を超えることも珍しくありません。
仙台駅付近のマンションをリノベーションするファミリー層も多く、中古物件を検討できると選択肢が広がります。
JR小鶴新田駅前はマンション開発が進んでいるため、仙台東部でアクセスがいい物件を探している人におすすめです。
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宮城県独自の住宅補助金制度
宮城県には住宅購入に関する独自の制度があるため、一部を紹介します。
※2023年4月時点の情報です。詳細、また最新情報は各自治体のHPをご覧ください。
「県産材利用サステナブル住宅普及促進事業」(宮城県)
宮城県産の木材を一定以上使用して新築住宅を建てる場合に費用の一部が助成されます。
「子育て・三世代同居近居 住宅取得支援事業」(塩釜市)
子育て世帯と子の祖父母世帯が同居・近居するための住宅を新築・購入する場合、費用の一定割合を補助するものです。
「生垣づくり助成事業」(仙台市)
市街化区域にて道路に面した場所に生け垣を設置する場合、植栽費用などの一部が助成されます。
「家を買うことは街での暮らしを買うこと」とも言われます。ご家族と快適に過ごせる街に出会えることを願っています。
弊社には今回ご紹介した街に居住する、もしくは実際に家を建てた経験があるコンサルタントがおります。U・Iターン転職や住宅購入を検討されている方は、ぜひご相談ください。
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